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ウイングからボランチまで(武藤雄樹)

2017-10-17 22:23:37 | 浦和レッズ
ここのところの浦和の4-1-4-1ですが、中盤の「4」のすべてをこなせる武藤雄樹選手を取り上げます。このシステムでは、ウイングに守備がある程度免除されるので、思い切ってサイドを仕掛けられる戦術です。武藤は、ミシャ時代のシステムでは一貫してトップ下だったことから、インサイドハーフ向きと思っていました。

しかし、最近の試合では、武藤がウイングとして起用される試合も多く見られます。武藤は仙台時代はスピード型のFWだったので、ウイングに必要なスピードは持っていますが、思い切って縦に突破する動きも十分にこなせます。この例を見るように、武藤という選手が浦和で主力としてプレーできる理由として、中盤ならどこでもできる柔軟性を持っていることが考えられます。

また、インサイドハーフで起用しても能力を発揮できます。4-1-4-1は4-2-3-1の変形と言える布陣で、インサイドハーフの1枚がある程度守備を助けないと、1ボランチのアンカーが徹底して狙われてしまうリスクもある布陣です。武藤は、その守備も十分にアンカーを助けられるレベルです。

この武藤の守備は、過去にも何度か浦和を救っています。去年、アビスパ福岡とのアウェイ戦では、槙野が退場しながら武藤の急造ボランチがうまく行きました。先日の神戸戦でも、動きが良くなかった宇賀神のフォローをしていたのが武藤でした。さすがに、武藤に守備をさせては持ち味が消えてしまうと思ったらしい堀監督が、平川を入れてサイドの守りを固めていましたが。

武藤は浦和に加わって3年目ですが、最初の2年は二桁得点という、攻撃面での貢献が大きかったMFでした。今季はそれほど点を取ってはいませんが、その柔軟性でチームに貢献できる、使い勝手の良い選手です。明日の上海上港戦、彼の攻撃が生きるか、守備が生きるか、どちらになるにしても武藤は必要と感じるのではないかと予想しています。
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