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G大阪戦マニアック分析

2017-10-23 22:16:41 | 浦和レッズ
昨日のG大阪は、リーグ初先発の中原を、ダイヤモンドの中盤の底で起用してきました。遠藤保仁をトップ下に上げ、今野はCBで起用した以上、このポジションには若手を起用せざるを得ませんでした。この中原が、一人で中盤の底を務めるなら、ガンバは相当の強気のサッカーと思いますが、実際は両サイドハーフの井手口と倉田が、中原の横まで下りてきて3ボランチに近い布陣でした。

ガンバの布陣は、4バックのラインを引き、さらにその前に3人のラインを引く、2ラインのサッカーでした。こうなると、浦和の攻略ポイントは明確になってきます。そのプレッシャーのきつい、ラインの間でボールを持って相手のラインの裏に出す攻撃でした。その手を成功させるには、柏木と長澤のボールキープが不可欠でした。

それは達成することができました。柏木は非常に調子がいいようで、うまく真ん中でボールを持ち、サイドのフォローにまで行ける運動量を見せました。ラファエル・シルバの、相手DFのギャップをうまく狙うポジショニングとともに、攻撃という意味では浦和の狙いが良く見えた試合だったと思います。

しかし、この試合は3-3の引き分けです。勝ってはいません。それを生んだ要因としては、やはり上海上港戦の影響はあったと言わざるを得ません。上海上港戦で完封勝利に貢献したDF陣は、相当疲れていると思いますが、この試合では森脇がベンチ入りできなかった影響もあって、上海上港戦と同じDFラインを並べざるを得ませんでした。

彼ら、恐るべき集中力を見せて上海上港を跳ね返したDF陣に、あのときの集中力をもう一度というのは無理な注文だったかもしれません。特にもったいなかったのは2点目で、クロスに対して誰も赤崎に詰めておらず、簡単に相手にボレーシュートを打たれてしまいました。一人でも寄せることができれば、防げた失点でしょう。

堀監督も、一つミスがありました。最後の、柏木out李inの交代です。このゲームでは柏木は非常に効いており、柏木を下げて同点にされた後の攻撃はバラバラでひどいものでした。ここは那須でも入れて、守ると明確にメッセージを示した方が、結果論ですが良かったのではと思います。
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