ニュージーランド戦プレビュー

今度の金曜日、日本代表は豊田スタジアムでニュージーランド代表と親善試合を行います。このタイミングでニュージーランドと対戦できたのは幸運な方です。理由は、この国際Aマッチデーは、もともとは日本代表がグループリーグで3位になった場合の「5位決定戦プレーオフ」のために空けておかなければならなかった日程だからです。

日本代表は1位で無事にW杯出場を決めたので、この日程は空きましたが、欧州も南米も北中米カリブ海もアフリカも、この日程は予選の最中で日本に行くことは不可能です。ニュージーランドは既にオセアニア1位を決めており、来る南米5位とのプレーオフに向けて調整試合を組みたいタイミングだったので、来日が実現しました。

ニュージーランドは、ラグビーの代表チーム「オールブラックス」で有名です。サッカーの代表は上下白のユニフォームで「オールホワイツ」と呼ばれています。この「オールホワイツ」は、2010年南アフリカW杯出場の実績があり、3引き分けでグループリーグで敗退したものの、大会唯一の「無敗」チームでした。

ニュージーランドは日本には比較的好意的なチームです。東日本大震災の影響で開催が危ぶまれた、2011年3月の親善試合にも、ぎりぎりまで来日の可能性を探ってくれました。そのときは来日は実現しませんでしたが、その後の2014年3月に親善試合で日本に来ています。

もっとも、欧州の一流クラブで活躍するようなビッグネームがいるチームではないので、「誰々を見に行きたい」と思えるような有名な選手はいません。それでも、今回の南米5位はアルゼンチンの可能性もあり、強い相手に挑もうとするニュージーランドのモチベーションは高いと思います。

日本は、ついに本田圭佑が外れました。代表の世代交代を印象付ける試合になる可能性もあります。大迫、原口元気、久保裕也らで速く攻めるサッカーを目指してくるのではと予想しています。