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本塁打王6回(中村剛也)

2018-09-04 21:49:17 | 他スポーツ
今日は台風の影響で、仕事を早めに切り上げたので、自宅で野球を見ていました。首位西武は3位日本ハム相手に逆転勝ちを収めましたが、今の西武には4番山川以外にも長距離砲がいるのが強みです。今日は5番に入った、本塁打王6回の実績を誇るホームラン打者、中村剛也選手を取り上げます。

中村剛也は当時はまだ全国レベルの強豪ではなかった大阪桐蔭高校から、2001年のドラフト2位で西武に入団してきました。そのメタボ体形ながら意外にも守備や走塁がこなせるというのが話題になり、大きなブレイクとなったのは2005年の交流戦で、30本塁打を打っていたホセ・フェルナンデスを押しのけて三塁のレギュラーで起用され、交流戦だけで12本塁打を放つ活躍を見せました。

2008年に初めての本塁打王になると、その後もケガさえなければ本塁打王を争えるという安定した力を発揮し、長く西武の4番打者として君臨することになります。当時、インタビューで「ほかの選手に負けないものは?」と聞かれたところ、一旦は「体重」とジョークで切り返しましたが、その後「あまり力を使わないで本塁打を打てる能力」とそのノウハウの一端を明かしています。

事実、中村剛也の本塁打は力で持って行くというよりは技術で持って行くイメージです。会心の当たりに見えない飛球が、どんどん伸びていくというイメージが彼にピッタリです。その能力で、2009年にはシーズン48本塁打を記録したこともあります。

しかし、今季は彼にとって大きな試練になりました。昨年後半から台頭してきた山川穂高に4番打者の地位を奪われて、開幕は6番でスタートすると、その後も打率は1割台と上向かず、ついには二軍落ちも経験します。本塁打王6回の彼ですから、球団としてはあまりひどい扱いはできないでしょうが、このままでは現在2億8千万円の年俸の大幅ダウンは避けられないところでした。

そこからが彼の力です。7月、8月で一気に本塁打を量産して20本台に乗せ、三塁のポジションを奪回して下位にいる強打者として相手投手の脅威となります。本塁打を打つことに関しては最高のセンスを持っているので、それをこれからも発揮して欲しいと願っています。
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