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忍者のごとく(武藤雄樹)

2018-09-19 22:23:09 | 浦和レッズ
先日の横浜FM戦、内容は良くないものの勝利ということで、レッズの選手を一人取り上げます。横浜FM戦で決勝点を決めたMF、武藤雄樹選手のネタです。武藤は2015年にベガルタ仙台から完全移籍で加入してきました。大卒なので当時26歳と、既に若手ではなかったですが、仙台でFWとして4ゴールを決め、トップチームの戦力になってからの加入です。

FWとしてはリザーブ要員という期待かな?と当初は思っていましたが、ミシャのシステムである3-6-1のシャドーに向いているという優れた特徴がありました。FWとして前に張っているより、後ろから出ていってマークされていないところからゴールを狙うのが彼に合っていました。加入1年目に13ゴールの活躍で、背番号も19から9にランクアップします。

また、武藤といえば緊急時はボランチでもこなせる守備力も武器です。この守備が浦和を救った場面は多く、その姿を見ていた高木俊幸が見習って守備力をつけてトップチームに定着したという例もあります。今でも、前からの守備が必要なサイドに武藤を置くことで、相手の後ろからのビルドアップを許さない戦略も立てられます。

ミシャの解任後の堀監督には、右ウイングとして起用されていましたが、これは彼の武器である得点力を失わせる要因になりました。ACLの優勝にも大きく貢献してくれましたが、正直に言えば主に守備面での貢献だった印象です。いざとなればアウトサイドでもこなせる守備力も持っていますが、武藤の役割といえば点を取ることではという思いもありました。

今季、オリベイラ監督になって戦術が3-6-1に戻りました。武藤は得意なシャドーに戻ることができましたが、得点力はなかなか戻りませんでした。ミシャ時代とは違って、アウトサイドが思い切って前に行けなくなったので、いいボールに反応するタイプの武藤には厳しい展開でした。それでも、その守備力はオリベイラ監督にも重宝され、それが効いて横浜FM戦にゴールという形で結果を出すことができました。

これで2得点というのは、いいときの彼から見れば物足りない数字ですが、それでも興梠がMFに下がっているときに代わりに前に行ける選手は重要です。是非とも、得点力も復活させて欲しいのがサポーターしての願いです。
コメント
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