J-SPORTSでテレビ放映されていた、ラグビーチャンピオンシップのNZ対豪州戦のビデオを見ていました。10月のブレディスロー杯前にチェックするという意味で見た映像ですが、もちろんサンウルブズとはレベルが違うのはすぐにわかります。本物を見ればまた違った印象を受けると思いますが、このテレビ観戦もいろんな刺激を受けました。
まずはNZのバックスのレベルです。走る方向と逆にパスを出すとチャンスになるのはどこもやっているようですが、NZの場合、浮き球のパスで相手守備の頭上を抜くことができます。しかも、抜くだけでなくて正確なので、そこからウイングに回してビッグゲインとなる場面も見られました。また、ラックにSHのアーロン・スミスが巻き込まれても、代役の選手が正確にボールを出せる強みもあります。
特に素晴らしいのは、NZのSO、ボーデン・バレット選手です。前回の試合ではその球回しの正確さに驚きましたが、プレースキックを蹴っても正確、ボールを持てば個人技を発揮してウイング並みにトライも狙える(この日は4トライ)という、まさにマルチロールのSOです。写真のチーフスSO、ダミアン・マッケンジーはNZではリザーブのSOですが、スーパーラグビーMVPのマッケンジーがFBに回るほど、バレットが世界一のSOというのもこの映像でわかります。
また、一つゲームを見る際に参考になるのは、NZのバックスが個人技で上回るトライシーンが多く見られた(40-12)この試合で、NZのバックス陣は豪州のプロップが守っているところを狙っていることです。スクラムで強さを発揮する力自慢のプロップは、どうしても動きという意味ではバックスにかなわないので、そこを世界一のバックスが狙えばひとたまりもないのがよくわかりました。
前回のホーム戦ではFWの頑張りで序盤は持ちこたえていた豪州でしたが、この試合では最初からNZのバックスに翻弄されてしまいました。実況でもNZの選手の名前ばかりが連呼され、豪州としては完敗になってしまったアウェイ戦でした。10月の日本では、豪州のいいところも見つけられるといいなと思って、筆を置くことにします。
まずはNZのバックスのレベルです。走る方向と逆にパスを出すとチャンスになるのはどこもやっているようですが、NZの場合、浮き球のパスで相手守備の頭上を抜くことができます。しかも、抜くだけでなくて正確なので、そこからウイングに回してビッグゲインとなる場面も見られました。また、ラックにSHのアーロン・スミスが巻き込まれても、代役の選手が正確にボールを出せる強みもあります。
特に素晴らしいのは、NZのSO、ボーデン・バレット選手です。前回の試合ではその球回しの正確さに驚きましたが、プレースキックを蹴っても正確、ボールを持てば個人技を発揮してウイング並みにトライも狙える(この日は4トライ)という、まさにマルチロールのSOです。写真のチーフスSO、ダミアン・マッケンジーはNZではリザーブのSOですが、スーパーラグビーMVPのマッケンジーがFBに回るほど、バレットが世界一のSOというのもこの映像でわかります。
また、一つゲームを見る際に参考になるのは、NZのバックスが個人技で上回るトライシーンが多く見られた(40-12)この試合で、NZのバックス陣は豪州のプロップが守っているところを狙っていることです。スクラムで強さを発揮する力自慢のプロップは、どうしても動きという意味ではバックスにかなわないので、そこを世界一のバックスが狙えばひとたまりもないのがよくわかりました。
前回のホーム戦ではFWの頑張りで序盤は持ちこたえていた豪州でしたが、この試合では最初からNZのバックスに翻弄されてしまいました。実況でもNZの選手の名前ばかりが連呼され、豪州としては完敗になってしまったアウェイ戦でした。10月の日本では、豪州のいいところも見つけられるといいなと思って、筆を置くことにします。