自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

<嶺のこだま> 探しものは何ですか

2024-04-25 05:50:37 | 唄と踊り


上は昨日行われた<嶺のこだま>の歌集の一部。
このサークルは高齢者が気楽に歌える歌を集めているので、
殆どが「昔懐かしい童謡」とか「流行歌」で、最近は演歌も。
(私はこの中で10分強の体操指導をしています。)

昨日登場した、井上陽水の「夢の中へ」は1986年リリース。
インテリ漫才コンビの聰さんが相方のタカさんへの質問。
「いやぁ、僕も最近はこの歌詞の通り、いつもいつも探し物で、
 まいっちゃうんですよね。絶対に何かを探して動き始めたのに
 何を探していたかを忘れちゃうんんです。

 陽水さんは一体何を探していたんでしょうね?」

相方タカさんの答えが何とも秀逸!
「そりゃあ、〖人生〗以外にあり得ないでしょう。」

おぅ、本当に上田紀行教授の「生きる意味」に通じるその答え!
当時はもとより、戦後ずっと当たり前だった「働き過ぎ企業戦士」に
あの若かりし陽水氏は伝えようとしたのでしょうか?
なんという洞察力!

   休むことも許されず 笑うことは止められて
   はいつくばって はいつくばって
   いったい何を探しているのか

   探すのを止めたとき 見つかることもよくある話で
   踊りましょう 夢の中へ
   行ってみたいと思いませんか

私と同い年の陽水氏の才能と洞察力に唸ると同時に、
この年になるまで、この内容の深さに気づかなかった私が情けない。
ま、気づかないで終わるよりは、昨日気づいてラッキーだったと
思うほかないのですが。
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オペラ・エレクトラ   R.シュトラウス 作曲

2024-04-23 20:35:24 | 唄と踊り


一昨日(4/21)上野文化会館大ホールでオーケストラ付きの
本格的な音楽劇を生まれて初めて鑑賞しました。

指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
エレクトラ(ソプラノ):エレーナ・パンクラトヴァ
クリテムネストラ(メゾ・ソプラノ):藤村実穂子
クリソテミス(ソプラノ):アリソン・オークス
エギスト(テノール):シュテファン・リューガマー
オレスト(バス):ルネ・パーペ

あらすじは、
   時はギリシャ神話の時代、舞台はミケーネの王宮の中庭。
   トロイ戦争の英雄であり、ギリシャ側の総大将アガメムノンの
   娘エレクトラは、亡き父の復讐を誓います。
   アガメムノンはミケーネに帰還後、妻クリテムネストラとその
   不倫相手エギストによって、入浴中に殺害されていたのです。
   (ちょっとハムレットの家族関係に似ている感じ。)
 
   他方、エレクトラの妹クリソテミスは、女性として幸せな
   暮らしをしたいとして、母への復讐に反対します。
   このような妹をエレクトラは嘲笑し、追い払いました。
 
   母でもあり、女王でもあるクリテムネストラは、毎夜、
   行方知らずとなっていた子オレストに殺される悪夢を
   見続けていました。エレクトラは、その母に対し、弟のオレストが
   父の命を奪った手斧を振って復讐を実現するだろうと脅します。
 
簡単に言えば、妃が不倫相手と共謀して夫である王を殺し、
自分の娘や息子から仇討ちされるという、単純な復讐劇です。
が、恨み骨髄の精神状態で歌うアリアは鬼気迫るド迫力。

やはり本物のオペラ歌手の声量や演技力は桁外れ。
オーケストラの繊細な演奏とのアンサンブルも素晴らしく、
感動の2時間弱でした。

字幕付きの音楽劇で、曲もストーリーも馴染みがないので
眠ってしまわないか?と心配していましたが、杞憂でした。
言葉が理解できなくても「それが本物であるなら」感動できる、
という言葉そのもので、「歌の美」というエネルギーに包まれた
幸せな時間でした。
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オペレッタ「こうもり」 素晴らしい解釈と演出 

2024-04-19 18:13:06 | 唄と踊り


昨日は上記のコンサートにお出かけ。
シェア奥沢の友人武田氏がアイゼンシュタインでご出演のはずでしたが
体調不良のため急遽、プロの又吉直樹さんがピンチヒッターで登場。

今さらながらプロの方の圧倒的な歌唱力・声量・演技力に圧倒され、
普段、自分が練習している内容を顧みると情けなくて涙が出そう。
芸大卒で海外のコンクールで活躍されるプロと比べる方が変ですが、
そういう方の演技を至近距離で堪能できたのは本当に幸運でした。


「こうもり」は過去に5種類くらいのDVDや放映されたものを観て
きましたが、今回の演出はとても斬新でした。ただの復讐劇ではなく、
「友達甲斐なく、自分に恥をかかせた友人」に対して、
「とっちめてはやるけど、やっぱり大事な友人なんだから
 みんなで幸せになろうね!」という温情的なハッピーエンド。

世界中がギスギスと争い合い、血を流し合っている現在、
夢物語のような絵空事ですが、いっときホッとさせられて、
「みんな、こうでなくちゃねっ」と思えた良い時間でした。

*****************
シェア奥沢のオペラの会で初めて「こうもり」を観て以来、
曲の素晴らしさ、ストーリーの楽しさに魅了されて、
我がミュージカル研究会で、無謀にも何曲かに挑戦してきました。
もちろん似て非なるモノですが、私の作詞は自分で書いた脚本に
合っているので懐かしく、いとおしささえ感じます。
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映画『Coda コーダ あいのうた』

2024-03-10 08:57:36 | 唄と踊り


毎月第2金曜日は映画を楽しむ会です。
今回も達人お薦めの名作で感動しました。

ググってみると、
  CODAというのはChildren of Deaf Adultsの頭文字で、
  聞こえない親をもつ聴者の子どもだそうです。 彼らは
  幼い頃から手話に触れたり、通訳の役割を担ったりなど、
  聞こえる親の家庭とは少し違う環境で育ちます。

  成長するにつれ、
  「自分の親はみんなの親とは違うのではないか」と、
  コーダ特有の悩みをもつようになることもあります。

ろうあ者同士は手話でコミュニケーションできますが、
漁師として収穫した魚を仲買人に買い取ってもらう時などに
通常の取引ができないので、いいように買いたたかれて、
経済的不利益があるようです。

日本では想像もできない、あっけらかんとした性生活とか、
学校での葛藤とか、異文化を知る上でも面白く楽しい映画。

熱心な、才能がある音楽教師が「歌うとは?」という
話をするくだりなどは、非常に興味深く勉強になりました。
特に、「ベルカントでなくポップMusicまたはEasy listeningで
バークレー音楽院に行く」って、どんなぁ??と、興味津々。

これと殆ど同じ内容のフランス映画(エール)があるそうです。
場所設定が漁業じゃなくて森林伐採業だそうです。
機会があれば、こっちも観てみたいです。特に音楽場面を。
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Audacitiyという無料アプリ

2024-03-09 13:44:07 | 唄と踊り


理科系じゃない私はITもエレキも苦手です。
でも、ミュージカルの曲を用意するにはPCは必須です。

例えば「老カルメン女優猫・コマリアの悲しみ」をやったとき。
ビゼー作曲の名曲に殆ど挑戦することに決定。
仲間が持っていた「カルメン全曲集」(フランス語)から
行進曲、花の唄、手紙の二重唱、ジプシーの唄、闘牛士の唄、
そしてもちろんハバネラなどのアリアに挑戦しました。

この頃は河合楽器のScoremakerという有料ソフトを使用。
ビゼー特有の超絶技巧のピアノ伴奏をスイスイとスキャン。
最初はゆっくりして音をとり、徐々にノーマルスピードに。
音が高すぎれば半音ずつ下げたりして練習しました。

これはこれで相当使い出があったのですが、結構なお値段。
しかも細かいニュアンスやリズムの調整が超難解。

ところがつい最近知り合ったラジオ体操友達のAndrew氏が
Audacitiyという無料ソフトを教えてくれたので、各段の進歩。
簡単なマイクで収録した音源をいくつでもミックスしたり
繋げられるのです。

ボリュームを簡単にいじれるのも大助かり。
例えば1枚のCDの中で一曲だけ録音レベルが低くて困って
いた場合、それをWAVファイルにして調整できるのです。

「必要は発明の母」と言いますが、
チャレンジしたい曲がある場合、なりふり構わず挑戦
できるのがPCミュージックの有難さです。
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パソコン教室の成果

2024-03-02 05:37:21 | 唄と踊り


私はITの基本的な勉強をしていないので
つまらない所で躓き、多大な労力を費やしてきました。

上の写真の黒く見える物体は防水使用のBluetoothスピーカー。
下は夫の遺品のスマホです。
私はお風呂に入りながら名曲に浸りたかったのですが、
接続が上手くいかず、2年くらい無駄に転がしていました。

でも、パソコン先生の優しい説明通りに操作すると、
あら不思議!私の操作では動かなかった機器がスイスイと
鳴るではありませんか!

ま、せっかちに動き過ぎるだけだったようですが、
説得力のあるプロにかかると、本当にスムーズに動きます。

団塊世代の友人の多くは、
「ITもパソコンも必要性を感じない」「何も困っていない」
と言っていますが、私にとっては生活を豊かにしてくれる必需品。

「youtuberになって、もっともっと人の役に立ちましょうよ!」
という先生のお言葉は、私にとっては思いがけないことで、
未だ半信半疑です。でも、好きな体操を広めることで
健康な高齢者が増え、医療費の削減に繋がるならサイコー。

今年は新しいことにチャレンジして
過去とは違う分野で羽ばたけそうな気がしています。

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Figaroの中の台詞 マルチェリーナ

2024-02-29 05:45:57 | 唄と踊り


マルチェリーナ:「私はスザンナを信じるわ。
   何をしようとも、不純なことを考える娘じゃないから。」

細かい言葉は違うかもしれませんが、人を見る眼(直感)の正しさを感じます。

*****************
歳をとって感じるのは、好ましくない場面に遭遇したとき、
   あ~、また! 彼女ならやりかねない。考えそうなことね。

という友人がいる反面、彼は絶対に純真無垢!
どんな時でも天使のような人!という友人も。

私はどのように思われているかというと、
人格的には分かりませんが、もし交通事故で死んだら
「案の定! きっと凄いスピードで自転車をぶっ飛ばしていて
 無茶をやったのに違いない。あれほど気を付けなよ!と
 忠告してやっていたのになぁ」
私が全面的に安全に行動していたとしても
上記のように言われるに決まっています。

やっぱり普段の行いを正さねば!ですね。
*****************
上の写真はマルチェリーナの台詞ではなく、
伯爵夫人とスザンナの、超有名なアリア「手紙の二重唱」場面。
映画「ショーシャンクの空に」の監獄で囚人たちを感動させた
あの美しい歌声の場面です。

超スローで、優しく簡単なメロディーであるがゆえに
美しく響かせるのは難しい。でも、挑戦し甲斐のある名曲です。

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Figaroの中の台詞 伯爵夫人

2024-02-27 05:43:59 | 唄と踊り


フィガロに関しては、初めて一回も居眠りせず、
珠玉の言葉の数々を味わった記念すべき(?)午後。
お陰で(?)たくさんの「こんな、イイこと言ってたんだぁ・・・・・」

   伯爵夫人:「熱烈に愛してくれた昔の夫に戻って欲しい」

この言葉って図々しい。自分が成長しないでいて、
夫の心を繋ぎとめることは難しいのでは?
ただ「美しいだけ」のパートナーは意見を持たないお人形さんと同じ。

外見の美しさは加齢とともに衰えていくのは自然の摂理。
それを補うのが「歳を重ねるからこそ、増していくSomething」
根っからの女好きの伯爵の肩を持つ訳じゃないけれど、
女も男も若い人にはない「何か」を追い続けるべきだと思いました。

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オペラ鑑賞会  フィガロの結婚

2024-02-26 05:40:48 | 唄と踊り


上の写真は昨日のDVDとは違うものですが、話や音楽は同じ。
演出と指揮者や歌手が違えばイメージは相当変わりますが、
モーツァルトの音楽とアンサンブルの妙は最高。
(=分かりやすく、美しい。耳に馴染んでいるので懐かしい)

フォーク少女だった私の音楽歴に「オペラ」は皆無でした。が、
次男のときのPTA友達がオペラアリアの達人(歌手)だったので
突然羨ましくなり、向う見ずにも、ベルカントに挑戦することに。

30代半ばは中島みゆき一辺倒でしたから、ベルカントとは真逆。
ソプラノ・アリア集を買って、ピアノ伴奏譜にコードネームを付け
中島みゆき弾き語り調に歌い飛ばしていました。

その友人のリサイタルやCD作りを手伝う中でレパートリーが増加。
職場での音楽祭などで宇宙理学の教授と「パリを離れて」という
難曲をデュエットしたり、秘書仲間で「手紙の二重唱」にも挑戦。
譜面面は、超絶技巧なし!なので、楽しく歌えたつもりに。

今から思えば、あの喉声で恥ずかしげもなく、よくもまぁ・・・・・
(多分、聴衆は相当耳が肥えていたはず)と、赤面のいたりです。
でも、楽しい大切な思い出です。

そんな過去が蘇ってくるのも音楽の集いに出る歓びの一つです。
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<嶺のこだま>で カルメン体操

2024-02-20 05:43:48 | 唄と踊り


昨日は月に1回の<嶺のこだま>がありました。
この会は「誰でも気楽に大勢で歌える集まり」です。
「大田ガンバ」という会がボランティアで企画・運営しています。
参加費500円ですが、予約なしでフラっと参加でき、その場で
歌集を貰えます。

私は主催者の方から頼まれて、途中休憩後、第二部の頭で
体操指導をしています。

90歳を超えた方もいらっしゃるので、派手な動きはできません。
でも、50代の元気な方も喜ばせたい!
そこが工夫のしどころです。

カルメン体操は私のオリジナルで、基本は叩動功という体操。
手首を曲げたり振ったり、水かきを刺激したりして
気の流れを促進します。すぐに全身が温まります。

何故カルメンかというと、伴奏の曲にオペラ「カルメン」中の
♪ジプシーの唄を使っているからです。
格調高い本物のオーケストラ伴奏でカルメンになった気持ちで
色っぽく体操できるので大好評です。

昨日は早めに全曲(毎回14曲くらい)歌い終わったので、
リクエストが多かったシャンソンの♪ろくでなし を
歌いながら、全員でディスコ風に踊りました。

ディスコ風と言ったって、
一番簡単な「踏んでタッチ」だけ繰り返したってイイし、
昔懐かしいボックスとか、マンボとか、
ちょっと教えてあげれば誰でも簡単に楽しめるリズムは
た~くさんあるのです。

ピアノ伴奏と、歌唱指導の男性デュオのライブ音楽付きの
ディスコ体操はとても楽しく、これも大好評でした。

上の写真は本物のオペラのジプシーのシーンを
youtubeから切り取ったものです。
全曲見たい方は、始めから鑑賞できるんですよ。
https://www.google.com/search?q=%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%B3+%E3%82%B8%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%B8%8A%E3%82%8A&rlz=1C1CHZN_jaJP970JP970&oq=%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%80%80%E3%82%B8%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%B8%8A%E3%82%8A&gs_lcrp=EgZjaHJvbWUyCQgAEEUYORiABDIHCAEQABiABDIHCAIQABiABDIHCAMQABiABDIHCAQQABiABKgCALACAA&sourceid=chrome&ie=UTF-8#fpstate=ive&vld=cid:67748a72,vid:cc2OmnDh9SQ,st:0
本当にyoutubeは有難い存在です。
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