P.32 私たちの腸にはデブ菌とヤセ菌と呼ばれる細菌がいる
デブ菌(フィルミクテス門)は、糖質を代謝する遺伝子の多い
細菌が目立つ。つまり、宿主がものを食べると、そこから
糖質を強くとりたて、腸から吸収させる。
それによって、食事から吸収されるエネルギー量が増え、
人は太りやすくなる
P.33 人類の祖先は狩猟採集によって食糧を得ていた
(中略)糖質の摂取量は少なく、
人はデブ菌を腸に多く住まわせることでエネルギー量を増幅させ、
命をつないできた。
人類の進化において、デブ菌はもっとも必要とされた腸内細菌だった
ところが現代の食事は、糖質に偏っているので、
本来は優秀なデブ菌が、健康を害する菌に変わってしまった
P.34 ヤセ菌(バクテロイデス門)群は、糖質の吸収率を下げる
ヤセ菌優勢の腸になると、身体の糖化も防げる
デブ菌の増殖を押さえ、ヤセ菌を増やすには、
ヤセ菌が大好きな「食物繊維」をたくさん摂ることです。
こういう理由が分かっていれば、その大切さもひとしおです。