P.96 (カラダに悪いといわれているモノを)食べてはいけないという制限が
ストレスとなって過食を招くことは疑いようのない事実。
そのリスクと、好きなものを食べることの幸福感を天秤にかけたら、
後者に軍配が上がります。ただし、
「なんでも食べていいけど、量には気をつけましょう」
P.97 空腹感がなくなったら、食べるのをやめる。
スイーツなど甘いモノの場合は、
空腹感ではなく満足感を覚えたらやめる、を基準にする
さてさて、ここは中々難しいハードルです。
私には、今でも「血糖値のジェットコースター現象」が記憶にあります。
昔々の夕食後、くつろぎ過ぎて、バターを厚く塗った葡萄パンを一枚。
食べ終わると、お腹はいっぱいなんだけど、もう半枚欲しくなって、
それを食べ終わると、もう1/4だけで満足できそうな気がして・・・・
それは「1枚の葡萄パンによる血糖値の急上昇によって起こるインスリン分泌。
それにより、急に下がった血糖値の回復を望む<甘いモノへの渇望>」
それにより、また食べて、また餓えて、また食べて、、、を繰り返した若き日々。
これを完璧に克服できたのは、百名山挑戦中に膝を痛め、
熊の出没する北海道の山で日暮れを迎えてしまったり、
痛みで2本の杖にすがって後ろ向きに下山したり、
本当に痛く、辛い思いをしてから「自力整体」に出逢い、
整食法を実践したからです。
でも、当時は「デブ味覚」のまま、「やせる出汁」もなかった時代です。
だから、人間、痛い思いをしないと、改善は難しいのかなぁ~?と思いつつ、
この本のやり方で「正常味覚」がゲットできるなら、素晴らしい!です。