シェア奥沢でのお喋りの中で、標題の本の存在を知りました。
著者は一橋大学大学院で総合社会科学、人間行動研究分野専攻。
主な研究領域は性愛論・家族研究。(2015年当時)だそうです。
私の周囲の数人に、「ポリアモリー」という言葉を知っているか
聞いたところ、「ナニ?それ!」という人が殆どでしたが、
一人だけ、団塊世代より20歳くらい若くて、モダンな女性が
「言葉自体は知らないけど、その考え方は驚くに当たらない」
「アタシ自身もモノガミーからは、とっくに卒業済よ」と、、、
あぁクラクラ、、、
つまり、団塊世代以上の殆ど(?)に馴染みがなくて、
現代社会では、とっくに当たり前のことなのか???
取り急ぎ、「今日のトピックは何なのじゃぁ??」と
思われる方のために用語解説から始めましょう。
私自身にも新しい概念で、言葉も初めてのことばかりなので、
整理していきます。
P.27 「ポリアモリー」を表象する際に頻出するワードは、
オープン、合意、責任、誠実、自由、協力、コミュニケーション、
信頼、尊敬、感情、持続的
反対に、否定や打消しを伴うワードは、
(愛する人に隠れてする)浮気、嘘や隠しごと、束縛、
身体のみの関係、一時的な関係
上記の言葉はポリアモリーのいくつかの側面や特徴を表しているだけで、
色々複雑怪奇なのですが、私自身は、
知れば知るほど興味深く、共感することが多かったので
詳しいメモを残そうと思っています。
ただし、wikiの単純な(?)説明によれば、
ポリアモリーは、関与する全てのパートナーの同意を得て、
複数のパートナーとの間で親密な関係を持つことまたは
持ちたいと願うことを指す。
wikiの概要欄は、より具体的で分かり易いので、コピペします。
ポリアモリーは、関係者全員が一同に会して行う乱交をする
わけではない。また、乱婚よりもパートナーとの繋がりが強い。
しかし、複婚との違いは曖昧である。かつて使用された用語の
オープン・マリッジとの違いは、未だ確定されていない。
また、かつて使用された用語のフリー・ラブ(自由恋愛主義)や
フリー・セックスとの関係も明確ではない。関係者の一部に
ポリアモリーを肯定していない者がいる場合、関係者の中に
LGBTである者が含まれる場合もある。
一夫一婦制(モノガミー)が法定婚姻制度となっている国家において、
想定外にある。もし、法的な婚姻関係が成立していなければ、
各々の関係はセックスフレンド (SF) とも言うが、精神的なつながりの
強固さを以って、当事者同士はSFではないとの認識を持つ場合もある。
このような性的ライフスタイルを実現したメンバーの中で生まれた
子供が、その後の成長においてどのような影響があるのかの研究は
まだ進んでいない。