サンタマリア・ラ・レアル大聖堂
P.187 私たちの体が栄養を摂取するルートは、実は二つある。
一つは(中略)飲食物という形で「外から取り入れる栄養」
もう一つは、体内のあちこちでホルモンや神経伝達物質などの
分泌物の形で「内から湧きだす栄養」
私たちが生きていくためのエネルギーと活力を得るためには、
この両方が満たされることが必要なのではないでしょうか。
(中略)「ニセの食欲」というのは、この
「内から湧きだす栄養」のほうを求める欲求なのだと私は考えています。
つまり、今の時代は多くの人たちが、
こちらの栄養をうまく満たせないために、
その栄養を食べ物にすり替えてまぎらわすことで、
余分に食べてしまっているということなんです。
P.188 すべての「ニセの食欲」に共通する根本的な原因を突き詰めると、
①「ゆるみたい欲求」と
②「快感不足」ということになります。
裏事情①交感神経が優位の「緊張モード」と、
ゆったり休息につながる副交感神経が優位の「リラックスモード」
この二つのモードの時に神経や内臓から湧きだす伝達物質やホルモンは
種類がそれぞれ異なっているため、
両方の状態を交互にタイミングよく体験することで、
体調が整えられ、免疫力も強くなるように出来ています。
だから体は「張りつめ」と「ゆるみ」の両方を味わいたいのだけれど、
現代の生活では、神経がゆるむべき時に、
うまくゆるめることができない人が増えているため、
こちらの欲求のほうが強くなっているのです。
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