自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「人間に必要な二種類の栄養」  夏目祭子

2017-04-26 06:02:37 | 図書メモ

サンタマリア・ラ・レアル大聖堂


P.187 私たちの体が栄養を摂取するルートは、実は二つある。

   一つは(中略)飲食物という形で「外から取り入れる栄養」
   もう一つは、体内のあちこちでホルモンや神経伝達物質などの  
   分泌物の形で「内から湧きだす栄養」

   私たちが生きていくためのエネルギーと活力を得るためには、
   この両方が満たされることが必要なのではないでしょうか。

   (中略)「ニセの食欲」というのは、この
   「内から湧きだす栄養」のほうを求める欲求なのだと私は考えています。

   つまり、今の時代は多くの人たちが、
   こちらの栄養をうまく満たせないために、
   その栄養を食べ物にすり替えてまぎらわすことで、
   余分に食べてしまっているということなんです。

P.188 すべての「ニセの食欲」に共通する根本的な原因を突き詰めると、
   ①「ゆるみたい欲求」と
   ②「快感不足」ということになります。

裏事情①交感神経が優位の「緊張モード」と、
   ゆったり休息につながる副交感神経が優位の「リラックスモード」

   この二つのモードの時に神経や内臓から湧きだす伝達物質やホルモンは
   種類がそれぞれ異なっているため、

   両方の状態を交互にタイミングよく体験することで、
   体調が整えられ、免疫力も強くなるように出来ています。

   だから体は「張りつめ」と「ゆるみ」の両方を味わいたいのだけれど、
   現代の生活では、神経がゆるむべき時に、
   うまくゆるめることができない人が増えているため、  
   こちらの欲求のほうが強くなっているのです。 

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