
再び、訳者の後書きより
P.283 そもそも砂糖に中毒性があり麻薬のような作用があるのは、
精製というプロセスが施されたからだと私(白澤医師)は自著のなかで主張。
その理由は天然食材にはどんなに甘みがあっても、
中毒のような社会現象が観察されてこなかった事実に裏づけられている。
P.284 それでは小麦という品種に何が起きたのであろうか。
答えは「品種改良」。
もし仮に品種改良をしてその結果として病気を作る品種になったとすれば、
これは「品種改良」ではなく「品種破壊」であったという解釈になる。
実際、米国ではかつて食べていた小麦品種は今では市場に存在しない。
今、生産されている小麦品種は病原菌に対する抵抗性や日照りなどの環境ストレスに
対する抵抗力を高めるために、交配に交配を重ね、異種交配し、
さらに遺伝子移入が重ねられた結果、
獲得された品種で古来品種とは似て非なる品種に進化したというのが
小麦の品種改良の経緯である。
つまり、全粒粉の小麦は精製しているわけではないが、
同じような人工的プロセスがhんしゅ改良という作業の中で既に起きていた
というのが著者の主張である。
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