自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

横隔膜トレーニング  6  リンパの流れ

2023-02-08 05:44:12 | 操体法


自力整体は経絡治療なので、経絡図を眺めて勉強しました。
が、14本の線が狭い手足をグルグル巻きに回って、
しかも繋がっているそうなので複雑怪奇です。

それに比べれば、リンパは解剖学的な説明が溢れ、
自分でリンパ節を触ってケアすることができるので
分かりやすいです。

栗田氏は「横隔膜の仕事」として色々挙げています。
①血液の流れを促進する (→昨日のブログ)
今日は
リンパの流れに効く

以前、自分で経絡リンパを散々勉強して、
現在も毎朝マッサージしている「乳び槽」が登場!
乳び槽は、「リンパ管のうち最も太い部分」で、
場所はお臍の直下。(p.53にイラストがあります。)

つまり、横隔膜を動かすことは、近くにある不随意筋を
刺激できる(=内臓強化)!ということなのです。
その他に効くのは、
p.54 逆流性食道炎
p.55 便秘
p.56 肝臓
p.58 腎臓
p.59 膵臓
p.60 ホルモン
p.62 横隔膜を鍛えると病気や不調が治りやすくなる

明日からは方法論です。 

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横隔膜トレーニング  5  体内水分の流れ

2023-02-07 05:56:54 | 操体法


p.51 人間の身体には隅から隅まで血液が流れていますが、
   安静時には全体の半分ほどが腹腔内の臓器の中にあります。
   安静時の腹腔は血液のプールのような状態です。

   一方、激しい運動をすると80%ほどが筋肉などに回り、
   腹腔の臓器の血液は10%以下にまで減少します。
   ただ、同時に心臓が血液を送り出す速さも5倍程度に
   上がるので、腹腔の臓器を流れる血液の量は保たれる計算に
   なります。

   このように安静時と運動時では腹腔内臓器と骨格筋との
   間で入れ替わるほどに血液は移動し、運動によりその流れも
   早くなります。運動は血液循環の促進に重要なことが分かります。

だから、「運動嫌い」の人よりは、「運動好き」な人の方が
流れ(巡り)がよく、元気なのだ!ということがよく分かります。
   
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横隔膜トレーニング  4  腹圧

2023-02-06 05:47:01 | 操体法


p.39 イラストを使った説明は、
    「腹圧とは外側に向けてかかる圧力のこと」

   バレーボールの空気圧は空気を出し入れして調節しますが、
   腹圧の調節は中味(臓器)をそのままにして
   おなかの大きさ(容積)を変えることで行います。

   このときおなかの容積を変えるのが腹筋群と横隔膜です。

   臓器の大部分は細胞内外の水分という液体からなります。
   (中略)液体は気体と違って、わずかな容積の変化で
   大きく圧力が変化します。

   注射器に空気を入れて先をふさぎピストンを押すと
   ピストンはばねのような弾力で反発しながらもよく
   動かせますが、注射器を水で満たして先をふさぎ
   ピストンを力いっぱい押しても、びくともしません。

   ところが見た目にはなんら変化もなくても、
   ピストン内の水圧は著しく上下しているのです。

つまり、胴体という皮袋の中の水分(臓器)が締め付けられると
圧力(腹圧)は大きく上がり、硬い胴体(体幹)が形成されます。

なので、横隔膜トレーニングが体幹強化や「良い姿勢つくり」に
効果的なのだ、という結論です。

   
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横隔膜トレーニング  3  横隔膜とは

2023-02-05 12:00:00 | 操体法


著者の論法(?)は、
「見た目簡単」なトレーニングを正しく実行するには、
解剖学的説明と、運動学的解説の両面から極めること。
の、ようです。なので詳しい説明が続きます。

まずは、言葉の定義です。 ←意外と知らない・・・・ (-_-;)
p.20 横隔膜:内臓を収めるための体腔の中に存在する唯一の骨格筋
       身体の最も中央にあり、哺乳類だけが持つ
       骨格筋は骨格を動かすのだが、
       横隔膜は骨格よりむしろ内臓を動かすことが主な役割

     横隔膜は呼吸を担う重要な骨格筋
     実際の横隔膜は身体の中心に隠れていて、
     その存在を意識することは殆どできず、分かり難い

位置や形状に関しては、詳しいイラストがあるので、実際に見て
くださいね。(ブログに書くのは私にとって必要なメモのみです。)

p.31 筋紡錘:筋肉内にあって、
       筋肉の長さと動きを知覚する装置
   (例えば、力こぶを作ったときに上腕二頭筋を意識できる)
   筋紡錘のおかげで、どんな姿勢でも動きでも
   身体でその動作を行っていると感じることが可能になる

p.32 骨格筋の一つである横隔膜には、この筋紡錘が少ない
   またはほとんどない
(中略)自分では筋の状態はおろか、
   存在すらも自覚し難い

だからナンナノヨ?と言いたいくらい、難しい話が続きますが、
結局著者が言いたいことは、
p.34 腹式呼吸をしてお腹を動かせば、横隔膜を意識的に動かせる

p.36 横隔膜の役割①:呼吸
    息を吸うための筋肉として働いている。

p.38 横隔膜の役割②:腹圧
  
「腹圧」は、フツーの方々は聴き慣れない言葉かも。
栗原氏の説明もp.38~40にありますが、今一つ分かり難いので
ネットで拾うと、
   「腹圧」とは腹腔内部にかかる圧力のことをいいます。
   骨格が姿勢を保つうえでの基本構造ですが骨盤と胸郭の間は
   空白スペースがあります。

   その空白スペースには体幹筋群があり収縮により
   「腹圧」を高めることで、コルセットのように体幹下半分を
   引き締めます。 体幹筋群が機能的に働くことで
   姿勢を維持する能力が高くなります。

https://www.google.com/search?q=%E8%85%B9%E5%9C%A7%E3%81%A8%E3%81%AF&rlz=1C1CHZN_jaJP970JP970&oq=%E8%85%B9%E5%9C%A7%E3%81%A8%E3%81%AF&aqs=chrome..69i57j0i512j0i30l2j0i15i30l2.4535j1j15&sourceid=chrome&ie=UTF-8

分かってしまえば(=体感してコントロールできれば)
簡単なことですが、分かるまでが一苦労・・・・・
明日以降、もう少し詳しく見ていきます。
   
   
   

      
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横隔膜トレーニング  2  具体的な動き

2023-02-04 05:38:30 | 操体法


では、私流の結論から行きましょう!
著者が薦めている「やるべきこと」は、

p.79 座った状態での基本のトレーニング
   ①おなかを膨らませる
   ②おなかをへこませる

あ~、なんて簡単なの?!?(→私にとっては・・・・・)
何故かというと、私は40代から呼吸法に興味を持ち、
西野式呼吸法とか丹田呼吸法などの教室に通ったからです。
去年の後半から美木良介氏のロングブレスにも挑戦し、
大きな効果を得ています。これをラジオ体操仲間に
伝えようとしたとき、皆がお腹を膨らませられないので
ショックを受けました。

そう。フツーの人は「お腹を膨らます」という運動を
やったことがないので正しく理解できないようなのです。
なので、あとがきまでのたった115ページの薄い新書版の
三分の二を費やして<お腹を膨らます方法>や意義を
説明している訳です。

私はロングブレスを今も毎日10分は続けていて、
腹筋や背筋に大きな効果を感じています。そして
著者が説く「横隔膜トレーニング」とロングブレスは
かなり似ている(=兄弟または双子?)と感じています。

つまり、かなり美味しい体操?らしい、、ということが
後半三分の一まで読んで、やっと分かってきたので
喜んでいるところです。
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横隔膜トレーニング   栗原友介・著  2022/8

2023-02-03 05:49:45 | 操体法
せいk

副題は
   強靭で健康な肉体を簡単に実現する

著者は整形外科医で、柔道整復師との連携による
運動器疾患・外傷の保存療法に力を注いでいるそうです。

で、「簡単に実現する」なら、早く説明してよ!と思いながら
読み進んだのですが、説明が長くて、なかなか実践法が始まりません。
つまり、、、
「いつもながら」のことですが、
簡単で効果的(=実効がある)体操ほど難しいのです。

「難しい」と決めつけてしまうのは語弊がありますが、
事実、このトレーニングをイラストや動画(もしあれば)で
眺めて真似しても、できない人が多そうだ、ということです。

やるべきことは只ひとつ!
「お腹を膨らませること」だけなのですが。

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鬱っぽい一日?

2023-02-02 05:39:15 | つぶやき


私のブログは同世代または後に続く同好の士の皆さんに
明確なメッセージを送ったり、読書メモを目指しています。
が、元気印のウルトラ陽性能天気でも、高齢化には抗えない(?)
という感覚も正直に伝えていくつもりです。

昨日は朝の目覚めから今ひとつの気分でした。
区民センターで卓球友達との練習も疲れ加減。
幸か不幸か、順番待ちの人が居なかったので
午前中の90分も続けてしまったのが敗因か?

午後のバレエ教室は、いつにも増して出来が悪く、
足は上がらず、回転もフラフラ・・・・・
このトシで若い人に交じってレッスンを受けること自体が
無謀なのか??と、落ち込んでしまいました。

そう言えば、私の母も活動的な人だったけれど、
ある時、急に「何もする気がしなくなった」と言い始め、
水泳もダンスも止めてしまいました。

母娘だから、私もそういう時が来るのかもなぁ・・・・・と、
漠然と思ってはいたけれど、あれは母が90歳の頃だから、
ちょいと早いなぁ・・・・・

東洋医学的に、私は極端な「陽」の気質なので、
ついついやり過ぎてしまうのです。
自力整体が説く「整心法」が必要不可欠なのです。

体温が低いのも自律神経が過度に緊張しているせいなのでしょう。

  何もかも楽しむことはできない!

こんな当たり前のことが承服できなくて、
疲れ切ってしまうとは、頭が悪すぎ?!?




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美顔ボイトレ   鳥山真翔・著   2018/10

2023-02-01 06:02:54 | 唄と踊り


イイ本みっけ!
万人にイイかどうかは分かりませんが、私にとっては宝の山。
というのは、ボイトレの王道とか常識、定番練習などは
昔からあるのですが、「〇〇しなさい」と言われてすぐに
できるものではないからです。その〇〇に加えて◆△、◎◇など
注文(=先生からの注意)は限りなくあります。

それでも歌が好きなので、長年、声楽を習い続けてきました。
最近は火曜日にジムでFace Lifting Voiceというクラスがあり、
その他にミュージカルで指導をお願いしているクラシックの先生にも
個人レッスンをお願いしています。

特にクラシックの先生は「オペラアリアを歌うならベルカント!」
と仰って、妥協がありません。注意される内容は、
①肋骨を開いて、背中は閉じ、肩甲骨を下げる。
②骨盤~胸郭~頭蓋骨までを、連動してしなやかに後屈させる
③舌が奥に引っ込まないよう気をつけ、下前歯の裏につけておく
④下の上にゆで卵が縦に乗っかっている感じで口の中を開ける
⑤目の奥を大きく見開く
⑥顎を動かさない
⑦頬を「ニ~っ」と上げる
⑧肩の力を抜く
⑨日本人であることを忘れ、西洋人になったつもりで発声する

などなど、限りなくあるのです。
それらの注意が殆ど、この本に写真付きで解説付きで登場。
へぇ~、そうだったの!と、すごく納得できるのです。
さらにジムの先生の顔トレも登場し、ポップスもクラシックも
基本は同じであることがよく分かります。

正しい発声法を身に着けると、誤嚥性肺炎も防げるし、
顔全体が締まって小さくなるらしいし、イイことだらけです。

自力整体は、自分の身体を観察し、対話して向上するものですが、
声楽は「自分の声を開発し、作曲家や作詞家と対話すること」だと
思うので、運動や整体と違う歓びがあります。
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