こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

夕景に魅せられて、夕日に染まる浅間山を遠望する

2014-12-28 | 夕景

夕焼けが美しい時期になった。尾根道に吹いてくる空っ風は冷たい。歩き回って寒さをしのぎ落日のときを待つ。そして、セピア色のパノラマの醍醐味を、夕焼けハイカーとして味わう。こんなことを繰り返すようになってから、冬の楽しみが増えた。ときには、安否確認の電話をかけられ帰宅後にクレームを聞くことになるがである。

 

「26日16時20-50分頃、群馬県桐生市(白葉峠付近)にて」

夕陽は八ヶ岳の近くに沈み始めると、セピア色のパノラマが現れる。このときは、南八ヶ岳側が厚い雲で覆われていたので、

北横岳や蓼科山などが荒船山(テーブル形)の奥に見えるだけであった。


浅日が沈むにしたがい、霞んでいた浅間山や榛名山などが背景らしくなってきた。

カシミールによる山座同定

 

 
落日のときが近づいてきた。日の入り時刻は16時35分頃と予告されていた。

 

浅間山が赤い斜めの光を浴びて浮かび出た。 斜光は南八ヶ岳などを覆っている雲からの雲漏れ日であろうか。

 

浅間山の雪面が斜光を受けて赤く染まった。そして、雪面の左側が斜光を反射し始めた。

 

落日は終わりに近づいた。山頂の影は噴煙だろうか。

 

この場所に初めて登ってきたとの人が感動の声をあげた。私も同調したかったが、撮り損ないはしたくなかった。湧き上がってくる高揚感を抑えて、冷静な振りをしてみた。余談ながら、撮り終わった後は、その人とこの夕景でのイベントや山座同定などで会話が弾んだ。しかし、展望スポットに暗闇が迫ってきた。トワイライトタイムが終わらないうちにと、急いでその場を離れた。なお、画像は、HDR(ハイダイナミックレンジ合成)で撮った。