市内の大学(国立大学法人)では、キャンパスを囲んでいるソメイヨシノの花が終盤になると、しだれ桜の花が盛りのときを迎える。
今年の花から(4月11日、群馬県桐生市)
建物の外壁に映る雲がゆっくりと動いている。そして、桜の隣では他の花木が蕾を開こうとしている。
ビルが建ち並ぶキャンパスで、枝垂れ桜は心和む存在である。
太い幹から吹き出ている小枝で、八重の瑞々しい花が開いている。桜の強い生命力を感じせられる。
小枝での花の美しさと優しさに惹かれて。
*****
キャンパスの池の周辺に植えられているヤエベニシダレは、水面まで枝垂れて見応えのある花を開いている。桜はある財団(OB)から寄贈されたものである。そして、京都の造園家、佐野籐右衛門氏に、品種の選定を依頼したと言われている。
池には長い歴史の面影がある。池がどの位の人数の若者に見つめられ、思い出の存在となっているだろうか。
花と蕾の彩り
キャンパスの歴史を知る古木は、桜の美しさと存在をサポートしている。自戒の意を込めて。
*****
昨年に撮った画像から(2014年4月中旬)
奥の木造の建物は創立当時(100年前)のものである。
この建物はNHKの連続テレビ小説「アンと花子」や「純情きらり」に登場している。
桜とカエデの花
*****
明日は「しだれ桜を観る会」が開かれる。この会には、毎年3,000名以上の市民などが参加すると聞く。