前記事の続きとして、鳴神山で先週土曜日に撮った花の画像から
アカヤシオの色付きが濃くなり始めると、鳴神山は花の山として面目躍如たる存在になる。
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アカヤシオと赤城山(仁田山岳の展望台にて)(アカヤシオが大木になることを期待する)
アカヤシオの花と蟻(アリ)(桐生岳にて)
両者は共生関係にあるだろう。花は蜜でアリを呼び入れる。そして、アリは受粉の仲立ち役となる。
花は開いたばかりなのであろう。花弁の瑞々しい質感が花の魅力を高めている(仁田山岳にて)。
仁田山岳や仁田山岳と椚田峠の間では、柔らかい色の花が咲く。アカヤシオの花言葉の一つは「柔らかい視線」である。
アカヤシオ以外の花から
木漏れ日を受けているシロバナエンレイソウ(白花延齢草、シュロソウ科エンレイソウ属の多年草)
フタバアオイの蕾
このものは徳川家の紋章として知られている。加茂神社の葵祭りにも用いられるので。カモアオイ(加茂葵)との別名がある。
鳴神山では、フタバアオイとルイヨウボタン(類葉牡丹)が増えつつある。
アケボノスミレ(曙菫)。しっかりとした花柄が地面から立っている。そして、花は咲いているが葉は全く見えない。
このアケボノスミレはスミレのアカヤシオ・バージョンである(私見)。
フイリフモトスミレ(斑入り麓菫)。小さなスミレであるが、このものは山椒は小粒でぴりりと辛いことを思わせる。
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このときは、コツナギ橋口、椚田峠、山頂の経路を往復した。ツナギ橋口から椚田峠までは、沢沿いの杉林の展望がないルートである。
来月になると、このルートでは何種類かの花(移植地でのカッコウソウなど)に出会える。
ルート沿いにて、2011年3月11日での落石(杉が落下を食い止めている)。道は岩を支えている杉の左側である。
ここで右上(山側)を見上げると。私(小心者)はこの箇所を早足に通過する。
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4月18日、EOS 6D、EF 17-40 mm F4L、手持ち撮影、RAW、Aperture 3.5 (現像ソフト)。