こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

朝日で虹色に染まった飛行機雲、2020年10月

2020-10-22 | 飛行機雲での彩り

この頃、晴天になると上空を見上げることが多くなった。さまざまな雲が浮かぶ、この時季、彩雲やハロなどの大気光学現象を見つけるチャンスが多くなるからだ。さて、今週は早朝に、東方向に向かって伸びていた飛行雲が、虹色に染まった場面を撮ることができた。

 

画像は18日6時43分頃に撮った。機体が輝く直前から、機体後方の雲が虹色を帯びるようになった。この現象に、望遠条件で追跡していた者としては驚きと感動を覚えた。

 

エンジン音は全く響いて来なかったので、航空機はかなりの高度を飛行していたのであろう。飛行機雲は10,000-13,000 mの飛行において発生することが多いと言われている。

 

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数分間での経時変化から。

 

機首のみならず、機体の全体(下部)も輝き始めた。飛行機が、機体からの朝日の反射をこちらから見ることができる位置に、達したようである。

 

航空機は4発型機であった。

 

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くまたかさんから、この航空機について、飛行情報をお知らせいただきました(コメント欄、深謝)。

China Airline Cargo 、ボーイング747-409(F)、台北 → アンカレッジ、高度 33000ft(10000 m)。(747-409Fは貨物搭載型ジャンボジェット機)

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飛行機雲が虹色に染まる条件については、たとえば、つぎの説明がある。

晴れた日の夕方、斜光の時間帯に飛行機雲が出て、太陽が飛行機雲の斜め後ろにあることが条件である。虹色が出るのは、飛行機のすぐ後ろだけである(キャノン・ホームページ、写真の撮り方アーカイブ、「飛行機雲」の撮影テクニック)。

 

この説明は、今回の場合に当てはまらない。太陽が雲の斜め前にあったからだ。機体による朝日の反射が見られたことから、飛行機雲を構成している氷の粒が朝日を反射(屈折)するときに、太陽光の分光が顕著に起きたとして説明したい。

過去において、飛行機雲が虹色に染まった例の大部分は、午後に撮影されている。

朝日によって飛行機雲が虹色に染また例を、当方はまだネット検索で探り当てていない。新奇な例を、当方は記事としてアップしているのだろうか。更なるネット検索を楽しむつもりだ。

 

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ところで、この朝は、巻雲などの高層雲が多く浮かんでいた。

 

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余談ながら、地上では桜の葉が幾分か秋の色を帯びてきた。今年は台風の直撃を受けなかったので、葉が散っていない。

 

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10月18日午前6-7時、桐生市にて。

飛行機雲の撮影、望遠(200 mm)、シャッター速度 1/2500-1/3200秒、トリミング。