こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

ミツマタやゲンカイツツジの一番花、2021年3月

2021-03-07 | 

先週後半から、春の訪れを感じさせるような天候が続いている。その天候に誘われたのであろうか。小さな庭でミツマタ、ゲンカイツツジ、クリスマスローズなどの花が咲き始めた。

ミツマタは昨春に芽生えた幼苗を知人からいただき育てているものだ。苗は朝日のみがあたる半日陰の場所に植えてある。

 

朝日を浴びている花と蕾のクローズアップ。花びら(萼片)の外皮や蕾は細毛で覆われている。

 

逆光で現れる透明感。幼い苗のものにかかわらず、花にはミツマタがもつ独特の質感が備わっている。

 

苗を育てながらミツマタの成長がかなり早いことを、わたくしは実感している。ところで、自分達が住む街の郊外には、このものの群生地がある。群生地は杉林が伐採されてから数年後に誕生したと伝えられている。

 

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ゲンカイツツジ(園芸種、光源氏)の一番花。花が葉の展開に先がけて開くので、アカヤシオ(アケボノツツジの変種)であるかと問われることが少なくない。

 

ゲンカイツツジの蕾、ムラサキヤシオのそれを想わせる。

 

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こちらはゆっくりと膨らんでいるデンドロビウムの蕾(室内にて)。

 

 

蕾の質感に魅力を感じている者として、この状態が長く保たれることを願っている。余談ながら、自分の狭い居室では、デンドロビウム、コチョウラン、エビデンドラムなど(十数鉢)が一角を占めている。「朝顔やつるべ取られてもらひ水(加賀千代女、朝顔の花の美しさに感動して)」の境地になれるだろうか。

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撮影、3月5-7日、晴れ、EF-100 mm F2.8L(マクロレンズ)にて。