こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

雑感 2021年3月11日

2021-03-12 | 朝景

前日に、私たちは録画したTV番組を深夜まで繰り返し観た。その番組は今月7日に放送された、BS1スペシャル「映像記録、東日本大震災、発災から3日間」(BS101、7日 22:00-22:50)と同スペシャル「映像記録、東日本大震災、1年の苦闘」(BS101、7日 23:00-23:50)である。

これらは、2011年3月11日に巨大地震(マグニチュード 9.0)と大津波に遭遇した人々は何を見たか、どんな体験をしたのかを後世に伝える目的で、発災当時の映像から構成された大震災の映像記録である(国内放送、国際放送NHK World-JAPN)。

 

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冒頭の画面から

東日本大震災から10年  

この番組は大災害の経験を世界の人々と共有し、次の世代へ伝えていくために、国際放送NHKワールドJAPANの特集として制作した番組の日本語版です。

この番組には、当時被災地にいた多くの方々が撮影した映像が含まれています。番組制作にあたり、この未曾有の災害の貴重な記録として、世界に発信することにご賛同いただきました。

番組には地震の激しい揺れや津波の映像が多く使用されています。視聴にはご注意いただきますようお願いいたします。

このあと津波の映像が流れます。

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そのためであろうか、就寝中にはっとする夢を見て目覚めることが数回ほどあった。翌朝、私たちは山並みから昇る朝日を受けて黙祷を捧げた。

 

 

朝日を浴びるゲンカイツツジの花と蕾

 

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あのとき、どこで何をしていたのかと問われるならば、私たちは梅の花園(水戸偕楽園)で震度6強の揺れを体験したと答えることしかできない。地震後の園内の様子は既に記事にしているが、そのときの画像を再びアップしてみた。

平衡感覚を失うほどの揺れが収まった後にて。

池の近くで液状化が起きて

常磐線を跨ぐ橋に通じるエレベーター付近にて

偕楽園入口にて

ちなみに、私たちの街において、震度は6弱であった(屋根や壁(土蔵)などの破損)。

偕楽園からの帰路にて(停電のために信号機は作動していなかった)。夕日に染まった雲が異様に赤かった。

往路で北関東自動車道を利用したが、帰路のとき同自動車道は通行止めになっていた。このとき、頼りになったのは一般道(国道50、51号)であった。それらの国道においても、茨城県内で橋の破損のために数回ほど迂回させられたが。

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つぎにアップした画像は、大震災の前日に、市内の展望台で撮ったものである(茶臼山(300 m)、桐生市)。

渡良瀬川、市街地中心部、市民の山と言われている吾妻山(480 m)、袈裟丸山(山頂付近が冠雪、1880 m)

 

アップした理由は、そのときの夕景がいまだに異様な状態であったと思っているからだ。撮影条件を変えてみたりしたが、夕日の輪郭をはっきり撮ることができなかった。

 

そして、この夕景を見たとき、なにか普通でない状態を感じた。現像条件を選んでも、画像にこれ以上の透明感は現れなかった。

奥秩父連山方面(南方向)

この現象を説明するために、光は電磁波であるので地磁気の変化に影響されるのだろうと、直感的に思ってみたりしたが。