インターネットで公開されている富士山のライブカメラ映像は、自分のように富士山から遠く離れた場所に住んでる者にとって、富士山を主役とする森羅万象を知る上で貴重な情報源である。「富士五湖TV」が公開している映像はダンロードして紹介することが許されている。ここでは、自分が現地で眺めたならば目を奪われるにちがいないと思った「笠雲・つるし雲の映像」を紹介する。
映像 1. 2019年11月18日(午後4時過ぎ)、静岡県富士宮市・朝霧高原。このときの映像はきわめて鮮明であった。
映像 2. 2019年9月24日(午前8時過ぎ)、静岡県富士宮市・朝霧高原、秋ならではの青空、透明感が感じられる笠雲、そしてうろこ雲。
映像 3-9. 2019年9月1日に出現した笠雲・つるし雲の経時変化である。静岡県富士宮市・朝霧高原と本栖湖西岸。
映像 3. 雲が朝日に染まりはじめた(午前5時頃)。
映像 4. 笠雲の三重化(三層化、トリプル デッカー)(午前5時頃)
映像 5. つるし雲での変化(分離)(午前5時頃)
映像 6. 映像 4 に対応する本栖湖西岸でのライブカメラ映像「本栖湖千円札」
映像 7. 笠雲・つるし雲の変化(巨大化)(午前8時過ぎ)
映像 8. 7の望遠映像((午前8時過ぎ)
映像 9. 7に対応する本栖湖西岸でのライブカメラ映像「本栖湖千円札」
映像 10. 笠雲の更なる変化(望遠映像、午前9時過ぎ)、静岡県富士宮市・朝霧高原
「事実は小説よりも奇なり」とは至言である。 今月7日に放送されたNHKーTV番組(BS3)「プレミアムカフェ、富士山 ー 千年の美 ー 一瞬の夢(初回放送 2010年)」において、「富士五湖TV」によるライブカメラ映像のアクセス数が1日に5万件以上に達すると紹介された。
余談ながら、わたくしが多重の笠雲に関心をもつようになったのは、あるシンポジウムで海外からの参加者による講演において、謝辞のスライドに「五重の笠雲がかかる富士山」の画像が添えられていたからである。その参加者はインターネットで流布されている画像を引用したとのことであった。はたして、そのような笠雲が現れるだろうか。今年も、「富士五湖TV」のライブカメラ映像を、わたくしは折りにふれて見るつもりだ。
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ダンロードした映像については、現像ソフト(Adobe Lightroom)によってノイズ減少、かすみ減少、トリミングなどの画像処理をしている。
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かならずしもその映像が美しいとは感じませんが、不思議です。
ちょうど人間が帽子をかぶっているようですね。
もう40年以上も前になりますが、スイスのマッタホルンを一家で見に行ったことがあります。
登山電車でゴルナグラートというところまで上がって見たのですが、残念ながら雲が山頂付近にかかっていました。
まったく見えないということでもなかったのですが、写真にあるあの全容は見ることができませんでした。
ふもとの村のツェルマットでは全容が見えていたのに残念でした。
しかし、いつも美しい山の写真を楽しませてくださってありがとうございます。
ライブカメラ映像には、実に不思議だと思いたくなるような雲の画像が現れます。
空気が一気に海上から約4,000 mほど昇り、急冷されるためでしょうか。
余談ながら、驚くほど色彩に富んだ朝焼けや夕焼けの映像がときには現れます。
マッターホルンについては、小生も青空を背景とする山頂を眺めたことがありません。
コメントありがとうございました。