昨日も午後になってから私はこの山に登った。この山では、固有種のカッコソウの花が今は美しい。余談ながら、私が午後になってからでも登るのは、カッコソウを守る活動を少しばかり手伝っているからである。途中で出会った人々(下山)からはカッコソウの花が良かったとの挨拶を受けた。
画像は5月3日午後3-4時半頃に撮った(椚田峠近くの移植地にて)。
カッコソウの花には濃色系と淡色系がある。また、雌しべが長い長花柱型と短い短花柱花型がある。この移植地では、これらのすべてを見ることができる。なお、踏み込まれて細い根が切れると、カッコソウは枯れてしまう。そのため、移植地内に立ち入ることはできない。
画像は濃色系の花である。
優しい色の花(淡色系)も咲き始めた。昨年は白花に近いものも見られた。
ところで、午後3時過ぎになると、日差しが尾根越しに射してくる。
帰り際に、移植地を見上げる。
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移植地の隣はヤマアジサイ(白花)の群生地である。
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余談:今回はレンズとしてキヤノン EF 1.8 II 50 mm(重さ150 g)を使った。この単焦点レンズは、一万円未満で購入したものであるが、花の色や質感を良く再現する。
登山道沿いでは、ヤマブキソウの花が彩りを添えていた(午後4時半頃)。
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夕刻になってからの下山では、沢の流れの音に負けないほどに、鈴を鳴らし携帯ラジオの音量を上げる。そして、何かの物音や動物の鳴き声に敏感になる。まあ、今回も「行きはよいよい帰りは怖い」との心境になりながら下山した。
努力して下さる方が居られるからでしょうね。
驚きでした。
ヤマブキソウもきれいですね。
こちらではシコクカッコソウが見られますが・・
わたしの見られる場所では、ほんの僅かです。 今年はどうでしょうか?もう咲いているかしら・・。
この群生地はカッコソウの保護に長く取り組んできた人々の
努力の賜です。なかには、標高差500 mの山道を毎日にように歩き、
カッコソウを見守っている方がいます。
画像のヤマブキソウはもっとも状態の良かったものでした。
私はシコクカッコソウを植物園で見たことがありますが、野生の
ものを見たことがありません。
シコクカッコソウの記事を楽しみにしています。
黒犬さん達大勢いましたね。
花も今日あたりが最高では無かったと思います。
でも車も人も多かった。やはりテレビ放映があり
無理して来ている人が多かった。
河内から登り、見て昇り返している人が多い。
相変わらず、早出ペースでの登山ですね。
見習いたいと思っていますが、こちらはついつい遅出となってしまいます。
この暑さには花も困惑していると想像しています。例えば、我が家のツクシシャクナゲでは、
半年以上かけて蕾を膨らましてきたにもかかわらず、約1週間で盛りの時が終わって
しまいました。
カッコソウの花期は長いので、あの美しい花がしばらく見られることを期待しています。
多くの方々が見に来られたのは、実物が映像を超える美しさと質感を持っているためであると、
私は勝手に想像しています。