こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

晩秋でのミツマタ、桐生川にて、2015年11月

2015-12-03 | 

 

ミツマタ(三椏)はジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉性低木である。このものの樹皮は良質の和紙の原料である。地元を流れる桐生川(上流)沿いでは、このものが半ば自生化している。


葉が落葉に向かって黄変化しつつある姿は、渓流での落ち葉とともに晩秋の雰囲気を醸し出す。

 

対生する葉の形は、枝の分岐のしかたと相俟って樹形を整えている。

枝先には来春の開花に向けての蕾がついている。

 

葉は落ちて蕾が残る。これは同じ科のジンチョウゲと対照的である。ジンチョウゲでは、常緑の葉の間で蕾が開く。

 

川沿いの山には群生地がある。

 

3月になると、花が春の訪れを待ちかねたように斜面を覆う(2015年3月下旬)。

 

湖畔でのミツマタ、桐生川ダム(梅田湖)にて

 

来春には、これらの蕾がすべて開花してほしいものだ。

 

撮影、11月中旬から下旬。


葉の展開に先がけて咲くミツマタの花、梅田湖にて(2015年3月中旬)

 

            



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2 コメント

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そうであると思います (kotsunagi567)
2015-12-05 10:36:20
おはようございます。
コメント、ありがとうございます。
ご覧になられた群生地は同じ場所であると思います。
ここでのミツマタは栽培されているのかと当初は思いましたが、杉林を伐採したら自然に
ミツマタが群生化したと、この地の事情に詳しい方から聞くことができました。
花は、ベニバナミツマタ(園芸種)ほどではありませんが、やや赤味を帯びた
黄色のものでした(光の当たり方によるかと思いますが)。
彦間川について、当方は佐野市柿平で咲くセツブンソウを見に行くときに親しみを感じています。
貴ブログ記事は拝読しました。そこでのミツマタはたいへん興味深いものです。どのような花が
咲くのか知りたいと思います。







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同じ場所かも (Unknown)
2015-12-05 00:09:56
こんばんは
ミツマタの群生地を今年8月に見てきました。同じ場所かと思い懐かしくなりました。春には花が咲いているのを見て見たいものと思っています。
花色も紅花なのですね。めずらしいですね。茨城の山でも少し見ることができますが、黄色ばかりです。
私の実家は彦間川のほとりで、何度かこのあたりに連れて行ってもらったことがあります。
http://blog.goo.ne.jp/zassougoo/d/20150824
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