72’にマイナーチェンジされ、より魅力が増す。
GTの上によりホットなGTVが追加される。
まだ免許が無いのに運転してる気分になり、
バス通だったが、GTVで通学してる気分に浸っていた。

このころから、モスグリーンのGTVの虜になる。
輸出用のオレンジのマーカーレンズはお決まりで、
純正部品として取り寄せることができる。
標準は白である。
赤1色の平べったいワンテールから、ウインカーがオレンジの
凸凹した立体的なテールになり、
燃料タンクがトランク下から、後席の背後に移動。
そのため、初期のワンテールの間にあった給油口も、
クオーターピラーとなった。

GTVの標準のインパネである。
メーターは反射防止に深くなっている。
GT,GTVはメーター照度が調整できる。
ライトS/Wを一段引いてスモールにし、回すとできる。
左から、
油圧+アンメーター、水温、燃料、スピード、タコ
(↑は向かい合わせになっている)
コンソールに、3針時計、その右にスライド式油音計
吹きだし口は、エアコン。
まだまだ、クーラーの多い時代にカッコよかった。
あとは、アクセルペダルがオルガン式のため、
27レビンの金属製のアクセルと、フットレストにした。
これもまたお決まりであった。
73’に激震が走る。
テールゲートを持ったLiftBackが追加された。
通称 LB (エルビー)の登場だ。
4人乗りとなるが、そんなのは関係なくカッコいい。
さあ~困った!

どうよ、このライン♪ もうゾッコンだね♪
30年以上経ってもしびれる。

バナナテールと呼ばれた独特のテールレンズ。
これもまたいいんだな~。

LBは、4本スポークのポルシェタイプとなる。
ハンドル径は大きいが、とにかく重かった。
アスファルト上では、すえ切りは無理である。
ソレックスをウォン!ウォン!と軽くレーシングし、
動かしながら、方向を変えるのがカッコいいやり方だ!
このLBは、2000GTが売れた。
パワーは確かに145PSと30PSも高いのだが、
ワインディングや街を走ると1600GTの方が速いのだ。
これは、エンジンの性格であって、
レスポンスが格段にスポーツなのだ。
しかし高速道などではそのフィールに差は無くなる。
しかも、パーツも1600の方が断然多い。
2000は全く無かったのである。
何故そうなったかというと、
国内のモータースポーツのクラス分けが1600上下だった。
1588ccでDOHCの2TGがラリー、レースで活躍していた。
海外では18RGが活躍していたが、スペシャルパーツが多かった。
ミッションについてちょっと。
T型エンジンには、T50というミッションを使用していた。
半割方の最新のミッションで、クロスミッションもあった。
R型エンジンは、W50というタイプだった。
Wは、ワーナータイプから来ている。
ただし、2000GTの18RGはP-51だった。
このWとPは同じケースとギヤを使用していた。
シンクロの部品が違っていたのである。
このPは・・・そう、ポルシェタイプである。
シンクロを強化してあったが、
シフトフィールはこれまた、T-50の方が格段によく、
当時としては、ストロークも短く、
カチカチときまるミッションだった。
クラッチ踏まずに、回転あわせてシフトしてました。
ただ、あまり良いことではないので、、、
ちょこっとだけ踏んでました。
74’には2リッターも搭載されるようになった。
TA20 T型1400、2T型1600
TA22 2TG搭載のGT・GTV
TA25 2T型LB
TA27 2TG搭載のLB・GT
RA20 18R型2000
RA22 18G搭載のGT・GTV
RA25 18型2000のLB
RA27 18RG搭載のLB・GT
ラリー、ダートラを走る時は、GTVがいいし、
デートの時はLB・GTの方がいいし、
免許取る前から、悩む日々が毎日つづくのであった。
