この数日かけて、次の一冊を読んだ。
『チベットからの遺言』
将口 泰浩著 産経新聞出版 1500円+税
著者の将口泰浩(ショウグチヤスヒロ)さんは、1963(昭和38年)生まれ。
現在、産経新聞経済本部次長。
内容は、明治時代、インドの仏典の原初形態をとどめるチベット大蔵経を求めて、鎖国状態のチベットに出かけた能海寛と河口慧海の足跡を追いながら中国・チベットに出かけた著者の旅行記とチベットレポート。
中国によるチベット弾圧も、ニュースとしてなかなか我々のところに届きにくい現実。
「日本人として、いま、このチベットに何ができるのか」を問うた一冊。
私は、不勉強で、能海寛・河口慧海の名前を知っている程度の本当に浅いチベット理解。
一人の日本人として、しっかりチベットを勉強しなくては・・・と痛感させられた一冊。