法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

里村専精先生のお話

2012年02月20日 23時31分04秒 | 日乗

昨日、稲荷町のお寺で里村専精先生の『正信偈』の勉強会に出かけました。
今晩、新小岩のお寺で里村先生の『仏説無量寿経』の勉強会でした。

お話の中で、「成仏」と「(凡夫)往生」のお話が興味深かったです。
先生は、「仏道は一握りのエリートが救われるのではなく、全ての凡夫が救われる教えである」と教えてくれました。

「全ての人(凡夫)が救われる教えが仏教」
嬉しくなる言葉です。

経典は、
「如是我聞  一時仏 住…」で始まります。
我々は、漢訳で経典に近づいています。
漢訳の「仏」の箇所は、サンスクリットのほとんどの経典では「世尊」だそうです。

「仏」と「世尊」。
「仏」は、人間のを離れています。
「世尊」は、一人の人間として「覚者」の道を歩んでいます。

仏教は、凡夫のために開かれた教えであります。


今晩教えていただいたのは、「光明無量」「十二光」の箇所。

佛告阿難。無量壽佛 威神光明、最尊第一、諸佛光明 所不能及。或有佛光照百佛世界。或千佛世界。取要言之、乃照東方 恆沙佛刹。南西北方 四維上下、亦復如是。或有佛光 照于七尺。或照一由旬 二三四五由旬。如是轉倍、乃至照一佛刹土。是故無量壽佛、號無量光佛 無邊光佛 無礙光佛 無對光佛 焰王光佛 清淨光佛 歡喜光佛 智慧光佛 不斷光佛 難思光佛 無稱光佛 超日月光佛。其有衆生、遇斯光者、三垢消滅、身意柔輭、歡喜踊躍、 善心生焉。若在三塗 勤苦之處、見此光明、皆得休息、無復苦惱。壽終之後、皆蒙解脱。
仏、阿難に告げたまわく、「無量寿仏の威神光明、最尊第一にして、諸仏の光明及ぶこと能わざるところなり。38あるいは仏の光の百仏世界を照らすあり。あるいは千仏世界なり。要を取りてこれを言わば、すなわち東方恒沙の仏刹を照らす。南西北方・四維・上下も、またまたかくのごとし。あるいは仏の光の七尺を照らすあり。あるいは一由旬・二・三・四・五由旬を照らす。かくのごとく転た倍して、乃至、一仏刹土を照らす。39このゆえに無量寿仏を、無量光仏・無辺光仏・無碍光仏・無対光仏・焰王光仏・清浄光仏・歓喜光仏・智慧光仏・不断光仏・難思光仏・無称光仏・超日月光仏と号す。それ衆生ありて、この光に遇えば、三垢消滅し、身意柔軟にして、歓喜踊躍し善心を焉に生ず。もし三塗・勤苦の処にありてこの光明を見たてまつれば、みな休息することを得て、また苦悩なけん。寿終わりて後、みな解脱を蒙る。


「もし三塗・勤苦の処にありてこの光明を見たてまつれば、みな休息することを得て、また苦悩なけん。」

「三途」は、「地獄道」「餓鬼道」「畜生道」。
まさに、娑婆世界、現実世界のことでしょう。
そこで、「休息することを得る」。
「ホッと一息ついて、また歩み出す」
本当に
魅力的な言葉です。

【くりのみ会】の、キャッチコピーは、 “ならい処” “あそび処” “やすみ処”です。

ぜひ皆さんの、“休息”の場所としてご利用いただければ幸いです。

 

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