午後、You Tubeで、一年前に開催された(親鸞フォーラム)を見つけました。
2011年2月6日
第5回 親鸞フォーラム
今、〈人間〉を見つめる。
養老孟司×福岡伸一×織田顕祐
パネリスト
養老孟司さんは、解剖学者 東京大学名誉教授
福岡伸一さんは、青山学院大学教授
織田顕祐さんは、大谷大学教授
コディネータ-は、木越康さん。大谷大学准教授。
前半は、お一人15分の提案。
一番バッターの福岡さんは、ご存知の動的平衡のお話。
二番バッターの織田顕祐さんは、仏教の立場から生老病死・苦・我執についてのお話。
最後の養老孟司さんは、環境・言葉・自分について。
後半は自由な形での展開でしたが、少し話題がかみ合わないようでした。
お一人お一人の内容は面白かったです。
養老さんのお話を一つ紹介します。
人間は、自分の中に二つの自分をもっていることを地下鉄駅にある(地図)と(現在位置を示す矢印)で説明していました。
地図だけあって、現在位置を示す矢印がないと動けません。
また、矢印はあって、地図がないと、この場合も動けません。
地図と現在位置を示す矢印が程よいバランスの中で、人間は行動しているという内容です。
ロージャズの「パーソナリティと行動について」にも重なるような命題がありますので、ロージャズ全集をお持ちの方は確かめてください。
さて、養老さんの示す二つのタイプを、私流に説明しますと…
◆矢印型の人
全ての会話を、「それは私の兄の…云々」「それは私の長女の…云々」「それは私の友達 の…云々」「それは私の女学校の時の…云々」etc
全部、自分のところにもってくる人がいますよねー。(笑)
◆地図型の人
野球でも、サッカーでも、相撲でも、水泳でも…私は、何でも知っているといったタイプ。もちろん、スポーツ以外でも何ごとにも顔を出すような人。こんな人もいるでしょう。(笑)
まあ、地図と矢印をバランスよく仕えるのが良いですね。