大津市の公立中2年生の男子生徒(13歳)の自殺問題で、市の教育委員会の面談の様子をTVニュースで見た。
詳細は、分からないので、コメントすることはできない。
ただ、教育委員会の主要メンバーが数人並んでの様子は、防衛的・威圧的な感じを覚える。
組織のもつ“闇”を連想させるものだ。
私も、長い間、公教育の場で働かせてもらったものだが、組織の発想が子どもや保護者の皆さんの気持ちを汲むことができない場面を見てきた。
幸いなことに、私は、大変な場面に立つようなことはほとんどなかった。
学校や同僚の関係する対保護者との難しい問題の時は、校長先生にカウンセリングマインドを基盤としての対応を具申してきたものだ。
組織の論理で対応すると、多くの場合問題に乗り上げることが多い。
大事なことは、子どもや保護者の皆さんの立場に立って、一緒に取り組むことだろうと思う。
それと、日々の児童・生徒の様子を的確に見つめることだろうと思う。
「自殺の練習をさせられていた」との由。
休み時間・放課後に、先生方が子どもと一緒に過ごしたり遊んでいたら、何かがキャッチされたはずである。
私は、出来るだけ、子どもの姿が見える場所に居るように努めてきた。
児童・生徒 対 先生
保護者 対 学校、先生
といった対立の図式でなく、児童・生徒・保護者の皆さんと学校、先生との同行の時間を大事にすることが大事である。
児童・生徒の皆さんと(一緒にいること)、(話を聞くこと)、(良く見守ること)が、教師の一番大事なことだと考える。
本当に可哀想な出来事です。
いじめにあったら、無理に学校に行くことはない。
学校を休むこともあって良いと思う。
合掌