法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

【落穂拾い】No339 を更新しました。

2012年12月06日 23時37分32秒 | 【落穂拾い】

【落穂拾い】No339号を更新しました。

内容は、《聴》《聞》あれこれ~No1~です。

“聞者”の出典を公表しました。

 

【落穂拾い】は、下記でご覧下さい。
         ↓
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~kurinomi/otibotop/otibotop.htm

 

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教育の場での、《数値化》&《差別化》に大反対!

2012年12月06日 10時41分11秒 | 日乗

今朝のyahooニュース(毎日新聞配信)に、

《発達障害》小中学生61万4000人 文部省調査・統計

の記事がありました。

今年の2~3月の調査で、担任教諭の回答をまとめたもので、

▽学習障害(LD)
▽注意欠陥多動性障害(ADHD)
▽高機能(知的発達の遅れのない)自閉症

の発達障害の主な3要素について調べたもののようです。

そして、調査に大南英明・全国特別支援教育推進連盟理事長は「医師らで構成される専門家チームの設置や教員の増員などの対策が必要だ」とコメントしえいました。


少し乱暴な言い方ですが、
このような調査に反対であります。
このような調査は、教育現場の力を弱くします。

それに、医師等で構成する専門家チーム!
(専門家チーム)というのが厄介なのであります。

例えば、医師が、LDを、ADHDを、自閉症を治せるのでしょうか?

これまでも、専門家チームという方々が学校に来て立ち会ったこともありますが、
短時間子どもを見るだけなんですよね。

生身の子どものことが、短時間で何が分かるというのでしょうか!

一番大事なのは教師です。

長い時間の継続の中で、一人一人の子どもに寄り添いながら成長を支援している教師。
これらの教師が、しっかりと子どもに関われる時間とゆとりを確保することです。

私は、教室に
LDがいて 当たり前。
ADHDがいて 当たり前。
自閉症がいて 当たり前。

だと思います。

もっと言えば、LDとかADHDとか自閉症とかの診断も全く不要です。
クラスの中に、いろいろな子どもがいるのです。
十人十色が良いのです。

勉強が出来なかったら、教える友達がいます。
ケンカをしたら、中に入って仲裁をする子どもがいます。
そして、どんな子どもでも成長します。
etc

そういう腕白・やんちゃな子ども達の成長に寄り添うのが、教師の醍醐味であり、学級経営の楽しみなのです。


私の現職の頃のことを振り返りますと、
どんな子どもがいても、大丈夫でした。
それは、
校内には、相談できる仲間・協力してくれる仲間がいたこと。
校外では、カンファレンスができる勉強会があったこと。
そして、若い頃からカウンセリングの勉強をしてきたこと。
等が、力になりました。

LDもいました。
ADHDもいました。
自閉症もいました。

でも、そのような診断名は、教育臨床の場・子どもの前では何の役にも立ちません。
全く忘れています。
問われるのは、生身の教師自身です。

そうは言っても、一つだけ困ることがあります。
それは、教室から飛び出してしまう子どもの対応です。

私が現職の頃は、介助員などいませんのでした。
校長先生・教頭先生・養護教諭・主事さんに協力してもらいました。

日頃の校内の大人同士の人間関係が大事というものです。

《数値化》《差別化》が進行している、教育現場が心配です。


《数値化》《差別化》からは、形式主義・権威主義の対応しか生まれません!

 

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