大事な、心底に響く言葉を見つけました。
「誰のものでもなく、みんなのもの」
日本の歴史、日本の智慧が感じられる言葉です。
メジロの話です。
糸井重里さんのブログで見つけました。(一部を引用させてもらいます)
・つい数日前、犬の散歩の途中、
近所の山茶花の生け垣にメジロを見つけた。
ぼくの膝くらいの高さのところで、花の蜜を吸っていた。
気づかれたかな、というくらいのタイミングで、
刈り込んだ生け垣のなかに潜ってしまった。
しばらく覗いてみたけれど、消えてしまった。
東京で、しかも、そんなに近くでメジロを見たのは
初めてだったし、とてもうれしかった。
ツイッターに、そんなことを書いたら、
東京もふくめた日本中あちこちから、
メジロを見てたのしんでいる人の声が集まってきた。
メジロは、いま日本では、
捕まえることも飼うことも許されていない鳥だ。
誰のものでもなく、誰に飼われているわけでもない
そういう黄緑いろのかわいい鳥が、
日本中あちこちの人たちにかわいがられている。
人びとは、「うちの鳥」にしないままで、
木の枝にみかんを刺したりしてもてなしている。
そういうつきあい方、メジロとの間だけでなく、
いろんなものと、できそうな気がする。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「誰のものでもなく、みんなのもの」って、いいよなぁ。
子どもの頃、故郷の伊豆では、子ども達は(大人も)メジロを捕まえて竹籠で飼っていました。
この頃は、メジロを飼うことができなくなり、故郷のミカン山はメジロが繁殖しています。
籠で飼わなくても、良い鳴き声をきかせてくれるのですから満足です。
糸井さんのいうように、
「誰のものでもなく、みんなのもの」が良いですね。