1月の「道元とカウンセリングコース」が終了しました。
昨晩は、13名(男性10名 女性3名)の方々が参加して下さいました。
内容は、
①『正法眼蔵・王索仙陀婆』の音読
②坐 禅
③『正法眼蔵・他心通』二回目の講義
今回は、
六祖慧能さんの高弟の南陽慧忠さんが、インドからやって来た「他慧眼(他心通)」を得たという大耳三蔵さんにその実力を試験をします。
南陽慧忠さんは、時の皇帝から国師に任命された最高の実力者。
国師の南陽慧忠さんは、三回にわたり同じ質問を投げかけます。
この問答に関して、後の時代の五人の優れた宗師方がカウンセリング流にいうと事例検討(カンファレンス)を深められて、その要となるところを遺されています。
これに対して、道元さんは、五人の優れた宗師方(五位の老拳頭)の意見に対して、二つの点で引っかかります。(「疑著」は、良い言葉ですネ)
一つは、国師が大耳三蔵を試験した本意を知っていない。
二つに、国師の身心を知らない。
さて、今回の勉強会では、一つめの道元さんのコメントの処まで教えていただきました。
次回は、二つめの「疑著」について教えていただきます。
私は、『正法眼蔵』やその他の仏典を読みますと、すぐに、カウンセリングにおけるカンファレンスと重ねて理解しようとしています。
◆次回は、来年の2月15日(金) 午後18時30分~20時30分
タワーホール船堀 和室1です。
『正法眼蔵』の音読タイムは、引き続き、『大索仙陀婆』を読みます。
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