写真:《銀座》
◆21日、料理店を星の数で格付けし、紹介する「ミシュランガイド東京2009」が発行されたそうだ。
このようなガイドに紹介される高級店には全く縁が無いのでどうでも良いことだが、お料理を「格付けする」とはなんたるお馬鹿であろうか!嘆かわしい。
お料理は、「おもてなし」であり「各自の味覚」の問題である。格付けなどできるものではない。
ミシュランタイヤ社が、自国のフランスで自国のレストランの格付けをするならどうぞご自由にだが、我が日本国まで遠征して格付けをするとは、失礼千万である。
早々に、撤退してもらいたいもだ。
◆で、今回二つ星から三つ星に昇格した日本料理店「神楽坂石かわ」の「黒豆瓶詰」に品質不良があったとして、自主回収を始めたそうだ。なんたるこっちゃ!
◆今回、評価された関係者の言葉を拾う。
・「素材に目が行きがちな印象で、日本料理の基本はダシだと思っている私とは方 向が違うと感じていたが、理解してもらえたのでしょう。星の数にかかわらず、これまで来た道を進むだけ」
・「掲載は光栄だが、来ていただくお客さまに日々評価していただくことも同じくらい大切だと思っている」
・「星の数は、向こうが判断すること。自分たちのペースでおいしい料理を作っていくだけ」
日本料理は、「和の心」と「匠の技」である。
日本の「職人魂」「料理人魂」を発揮して、料理の「格付け」など粉砕してもらいたいものである。