さて、前回は「ピーク時電力需要」をどう抑えるかの問題。そこでは、家にいるより大規模施設に出てきてもらうほうがいい言う風に書いたけど、それは「小さな話」である。ホントは一番いいのは日本にいないこと。あるいはせめて、東電管内じゃない北海道にでも行く。東北も電力問題があるけど、東北でもいい。西日本でもいいんだけど暑いんだよね。
要するにバカンスである。これは本来電力事情には関係ない。日本人の働き方、今後の経済発展の方向性の問題である。ここまで蒸し暑くなった大都会でブーブー言いながら働いていても能率は上がらない。バカンスを取るべきだ。旧盆前後の数日しか休めないから、夏も高い旅館に行くことになる。10日以上の休みがあれば、全部高い旅館には行けないから、どうしたって安い自炊の施設が出来てくる。必ずそうなる。日本はどこに行っても文化、スポーツ施設はあるし、ハイキングコースや史跡があるから、日本人はバカンスが過ごせないなんてことにはならない。農村への経済効果もあるけど、経済というより若い世代に農村体験をしてもらう、あるいは外国体験をしてもらうことに教育的意義がある。
大量生産品の量産ではなく、付加価値の高い文化的な商品を開発するしか日本の道はない。そのためには暑い都会で事務作業をするより、山の温泉でのんびり2週間くらい本でも読んで過ごすことも大事。
バカンスというのは、要するに年休のほかに特別夏季休暇を15日ぐらい与えるということだが、15日はまあ急には無理だろうが、今は5日から7日程度のものを10日以上にはしていくべきだ。なお今年に関しては、年休と夏休み以外に「ボランティア休暇を5日~10日間程度取れる」という制度を多くの会社、役所で取り入れるべきだろう。それでバカンス増に替える。
が、小さい子供がいる、介護の必要な年寄りがいる、という人も多いだろう。そんな長いバカンスに行けって言われても行けない。と言う人のために「勤務時間短縮」制度でもいいんではないだろうか。増えた夏休み分のうち5日分くらいは、勤務時間短縮に充てられるようにするのである。一日2時間で20日分。8月いっぱい早帰り可。で、「1時間は在宅勤務で充当」を見込む。(夏に関しては、絶対家でパソコン入力した方が能率がいいに決まってる。)だから、朝早く始めれば、7時半から12時半まで働いて、それで上がり。(労基法上、休憩時間の特例を設ける。)8月は「半ドン」でいいじゃないか。
もちろん、人によりけりだが長いシエスタを取ってゆっくり家に帰る。会社全体が長いシエスタを取る。1時から4時頃まで休む。その後夕方に2時間くらい働いて6時に終える。仕事量が終わるかと言えば、どうせクリエイティヴな仕事ができる時期ではないし、事務作業、顧客対応は夕方勤務社員が担当し、ワークシェアリングすればいい。つまり、バカンス、シエスタで人が減る期間は、アルバイト等で対応するほか、元気でお金が欲しい人はダブルワークすればいい。
とにかく東京の夏の午後はオフィスで働くのは辛い。思い切って長時間のシエスタにすれば、そこに新しい産業も起こるし、新しいライフスタイルも生まれる。ホテルは「ランチバイキング+マッサージチェアで休憩プラン」などを作るだろうし、サウナで休んでもよし、子供と美術館や博物館へ行くとか、夏はシエスタでランチ合コン、などなど。
もちろん大事なことは、休みをどうすごすかは個人の自由であって、部屋に引きこもって冷房をきかせてゲームをしていても、それはそれで構わないということだ。でもせっかくの夏のバカンスをそうやって過ごしていていいのか、というムードになるだろう。思い切って大胆に制度をつくることで、新しい発想が生まれ新しい産業が生まれると思う。電力事情の問題はひとまずおき、どういう働き方の社会を作るかということが先の問題だろうと思う。自分が楽しくなれるように考えていくのが本筋だと思う。
要するにバカンスである。これは本来電力事情には関係ない。日本人の働き方、今後の経済発展の方向性の問題である。ここまで蒸し暑くなった大都会でブーブー言いながら働いていても能率は上がらない。バカンスを取るべきだ。旧盆前後の数日しか休めないから、夏も高い旅館に行くことになる。10日以上の休みがあれば、全部高い旅館には行けないから、どうしたって安い自炊の施設が出来てくる。必ずそうなる。日本はどこに行っても文化、スポーツ施設はあるし、ハイキングコースや史跡があるから、日本人はバカンスが過ごせないなんてことにはならない。農村への経済効果もあるけど、経済というより若い世代に農村体験をしてもらう、あるいは外国体験をしてもらうことに教育的意義がある。
大量生産品の量産ではなく、付加価値の高い文化的な商品を開発するしか日本の道はない。そのためには暑い都会で事務作業をするより、山の温泉でのんびり2週間くらい本でも読んで過ごすことも大事。
バカンスというのは、要するに年休のほかに特別夏季休暇を15日ぐらい与えるということだが、15日はまあ急には無理だろうが、今は5日から7日程度のものを10日以上にはしていくべきだ。なお今年に関しては、年休と夏休み以外に「ボランティア休暇を5日~10日間程度取れる」という制度を多くの会社、役所で取り入れるべきだろう。それでバカンス増に替える。
が、小さい子供がいる、介護の必要な年寄りがいる、という人も多いだろう。そんな長いバカンスに行けって言われても行けない。と言う人のために「勤務時間短縮」制度でもいいんではないだろうか。増えた夏休み分のうち5日分くらいは、勤務時間短縮に充てられるようにするのである。一日2時間で20日分。8月いっぱい早帰り可。で、「1時間は在宅勤務で充当」を見込む。(夏に関しては、絶対家でパソコン入力した方が能率がいいに決まってる。)だから、朝早く始めれば、7時半から12時半まで働いて、それで上がり。(労基法上、休憩時間の特例を設ける。)8月は「半ドン」でいいじゃないか。
もちろん、人によりけりだが長いシエスタを取ってゆっくり家に帰る。会社全体が長いシエスタを取る。1時から4時頃まで休む。その後夕方に2時間くらい働いて6時に終える。仕事量が終わるかと言えば、どうせクリエイティヴな仕事ができる時期ではないし、事務作業、顧客対応は夕方勤務社員が担当し、ワークシェアリングすればいい。つまり、バカンス、シエスタで人が減る期間は、アルバイト等で対応するほか、元気でお金が欲しい人はダブルワークすればいい。
とにかく東京の夏の午後はオフィスで働くのは辛い。思い切って長時間のシエスタにすれば、そこに新しい産業も起こるし、新しいライフスタイルも生まれる。ホテルは「ランチバイキング+マッサージチェアで休憩プラン」などを作るだろうし、サウナで休んでもよし、子供と美術館や博物館へ行くとか、夏はシエスタでランチ合コン、などなど。
もちろん大事なことは、休みをどうすごすかは個人の自由であって、部屋に引きこもって冷房をきかせてゲームをしていても、それはそれで構わないということだ。でもせっかくの夏のバカンスをそうやって過ごしていていいのか、というムードになるだろう。思い切って大胆に制度をつくることで、新しい発想が生まれ新しい産業が生まれると思う。電力事情の問題はひとまずおき、どういう働き方の社会を作るかということが先の問題だろうと思う。自分が楽しくなれるように考えていくのが本筋だと思う。