ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

私人による逮捕、って

2006年04月12日 08時12分22秒 | 思ったこと
 1999年にJR中央線の電車内での痴漢事件。その裁判中、被害者が法廷に現れなくなったり連絡が取れなくなったので不起訴処分になった。しかし色々な不利益を被ったので、痴漢した覚えが無い容疑者は女性に慰謝料を求めて裁判を起こした。そしたら慰謝料貰えるどころか痴漢があったのは事実ってことになってしまった。

 その理由が 「 供述は詳細で、実際に行為を受けなければわからない内容で信用できる 」(*1) や 「 携帯電話の使用を注意されるようなことで虚構の痴漢被害を申告するとは、通常想定できない 」(*2) だった。ちょっと引っかかるのは、虚構の痴漢被害を申告するとは、通常想定できないって文言。既に嘘の痴漢申告事件なんてのがあるのにねぇ。ま、この手の事件は満員電車の中で発生したにも関わらず目撃者を探すのも容易ではないので真実が何なのか良く分らない。被害にあって泣き寝入りさせられる人も気の毒だけど、冤罪になってしまう人も同様に気の毒だ。
(*1)読売ONLINE より引用。
(*2)ZAKZAK より引用。


 ちなみにこの加害者とされる男は何日も拘留されたそうだけど、一般的に言って、大きな事件も小さな事件も拘留期限が同じってのはどうなんだろう。拘留されるなんてのは嫌なことだから事件が小さければ小さいほどやってもないのにやったという事になりはしないだろうか。

 ところでこの清廉潔白なオレサマは一度だけ痴漢呼ばわりされたことがある。その時はやってなかったんだけど、やってもないのにそんな事言われるとけっこう興奮するもんだ。罵詈雑言を言い合って、お互い「フンッ」って感じで別れた。でも言った内容によっては名誉毀損だなんてことになってそれはそれでヤバそうだな。

 この前の日曜日に見た再放送TVドラマでこの事件と似たような痴漢のことを扱ってた。その中で、駅事務所に行って言い分を聞いて貰うのは私人による逮捕と同じなので罪を認めたようなもの。だから名前と連絡先を伝えて立ち去るべきだ、なんてあった。へぇーー、そうなんだ。法律の勉強なんてしたことないので違和感を感じるんだけど、私人による逮捕で検索してみると痴漢冤罪事件と事実認定の課題なんてのが見つかって、やはり同様のことが書いてあった。ということは逃げるが勝ち? 正義感の強い人は要注意かも。
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1 コメント

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わざわざ訴訟を起こしたということも正義感かも (trx_45)
2006-04-12 08:29:08
 先日のそのドラマ、わたしも見ましたね。正義感のあまり、思惑とは違う方にいってしまって、公の場で裁かれる、そんなこともあっても不思議ではないけれど、裁判の世界、法律の世界はすばらしい構造で、知っていない者は黙る、動かない、が正しいのかも。
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