ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

先日取ってきたニセアカシアは乾燥が不十分だった

2025年02月26日 18時29分18秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 数日ほど前、気温が低い日が続いてたのに部屋の温度が上がらなかった。理由は河川敷であしかけ3年かけて乾かした薪の乾燥が不十分だったのだ。直径20cm以下の木ならそれで良かったけど30cmだともっと時間が必要らしい。


この薪は乾燥不十分なので留年


 燃やす薪が無いので急遽薪拾い。拾うのは朽ちたニセアカシア。見栄えは良くないしゴミだらけ。でも良く乾いてるから良く燃える。


樹皮を剥がすと土が出て来る


 爺になったら細い枝、薪というより焚き木を拾おうと考えていた。そんな事を今回先取りした。拾ってきた木が細いとこんな道具の出番が来るのが分かった。190mmのスライドマルノコだけど、硬いニセアカシアでもスパスパ切れる。チェーンソーは両手で持たないといけないし木も足などで押さえる必要がある。このマルノコは置いたまま使えるし木を片手で掴むだけなので楽。だから作業時間も短い。








 下の写真に写ってるオレンジ色の綿みたいなのは枯れたニセアカシアによく生えている。スミレモかもしれないと調べてみたけど良く分からなかった。誰か知ってる人がいたら教えてください。


謎の生命体


近寄って撮った写真
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薪割りにも多少の技

2025年02月24日 17時08分05秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 ヨメの薪割り、斧ではなくハンマーと楔なんだけど、横から見るとまだ変だった。先ず手の位置が変わってない。手の位置を変えようとしてるんだけど間に合わない。そこでハンマーを持ち上げた時に位置を変えるようにしたら間に合うようになった。ハンマーが重いので上手く行かないのかもしれない。





 変な点は2つ。1つは棒立ちだということ。棒立ちなでハンマーを下ろすと楔に上手く当たらない。それを示したのが図-1、赤い線がヨメのハンマーの軌跡だ。青い線は膝を曲げて腰を少し下ろした時の軌跡。そうするとハンマーが真っ直ぐに楔に当たる。


図-1 ハンマーの軌跡


 もう1つ変だなと思ったのは図-2のようにして立っていることだ。この時楔は身体の正面にある。この足位置でハンマーを下ろすと柄の先がお腹に当たってしまいそう。そうならないように腰を引いてたので変な動きに見えた。少なくともこの足位置でやるには腰をしっかり落とさないといけない。


図-2 ヨメの立ち方


俺は図-3のように立つ。楔の場所は図-2も3も同じで画面の上の方にある。こうすれば柄の先がお腹に向かってくるってことはない。


図-3 俺の立ち方






 世の中の大抵のことは見様見真似で出来ちゃう。でも良い方法とそうでない方法の違いって誰かに教わらないと中々気が付かない。話は飛ぶけどラジオ体操なんて間違った動きでやってる人だらけ。しかもそれを誰も教えてくれないから困っちゃう。
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ヨメを説得するにはエビデンスが必要

2025年02月23日 17時04分19秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 斧、杵、ハンマーは、振り上げる時は利き腕の手が柄の先の方、振り下ろす時は柄の端にあるのが力学的に良い。





 ヨメがハンマーと楔を使って太い丸太を割っていた。ヨメに「 柄の持ち方がカクカクシカジカ 」と言ったら「 そんなことはない、ちゃんと… 」と返ってきた。こんな時はいくら言っても話は伝わらないので動画を録って見せるしかない。これがヨメの面倒臭いところだけど、それで話がつくから良い方かな。


写真-1 ハンマーを上げる時


 初めのうちは意識してたけど数回やってるうちにカクカクシカジカな使い方、利き腕の手の移動の無い使い方に戻った。写真-1と2、右手を持っている位置になっている。そうしてくれないと何時もちゃんとやってると言い張られてしまうので助かった。

 写真-1、ハンマーを上げる時は黄色い丸の辺りに利き腕の手があると持ち上がりやすい。この持ち方だと手前なのでやや無駄に力を使うことになる。写真-2、振り下ろす時は赤い丸の辺りに利き腕の手を移動させる。行き先はハンマー任せ。そうしないとハンマーに余計な力がかかってスピードが鈍ったり軌道が曲がって思うところに当たらない。もっともちゃんと持っても思うところに当たらないことはある。それはまだ修行が足りないだけのこと。稀にこの方法はダメだと思い込んで間違った方向に進む場合がある。


写真-2 ハンマーを振り下ろす時
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斧の柄を長持ちさせる方法

2025年02月17日 17時42分47秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 斧で細い薪を割った時、斧が空振りして柄が薪の角に当たってしまうことがある。最近そういうヘマは少なくなったもののたまには図のようなことをやってしまう。これを繰り返すと柄がボロボロになってやがて折れてしまう。しかも手が痺れる。


柄を薪に当ててはいけないのだ


 これまでは柄にゴムを巻いて衝撃吸収、なんてのをやってみたけど殆ど役に立たなかった。


ゴムを巻いてテープで固定


そこで今回は別の方法で試作。鉄の板で保護するようにしてみた。板と柄の間に隙間を作った。これなら柄を守る効果があるんじゃないかという期待。


鉄の板で保護


 早速試し割り。初め数本割ったところで直ぐに柄が緩んでしまった。作り直した後はこれだけ割っても大丈夫だった。


試し割り






 鉄の板は出番の無いスパナ。それのネジに当てる部分、口径部を切り落として板として使った。
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庭のアカマツが折れた

2025年02月15日 18時35分48秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー

ここから折れた


 ヨメが2階の窓のカーテンを開けた時、庭のアカマツが折れてるのを見つけた。折れた先は地面に落ちずに隣の木に引っかかっていたのだ。折れたのは枝ではなくててっぺんの部分。そこの太さは直径7~8cmくらい。実はそろそろこの辺りを切って上に伸びるのを止めようと思ってたから折れてくれて丁度良かった。だけど稀には裏目に出ることも。


長い棒でロープをかける


 木に登って、という手もあるけれどそういうのは止めた。枝にロープを引っ掛けて引きずり下ろすことにした。ロープを引っ掛ける棒はタモ網の柄に使う伸縮棒。5mくらい伸びるので丁度良い具合に届いた。なのでロープをかけた高さは地面から6~7m。


ロープを奥の方に移動


無事引きずり下ろした







折れた部分


虫食いの痕は無い


縦に割ってみたけど問題無いっぽい


 まだ樹齢10年かそこらの若い木。木は青々としてるからマツクイムシにやられてるってわけでも無さそう。折れた場所は枝が生えてる辺り。アカマツは30~40cmおきに同じ高さのところから四方に枝を何本も出す。その辺りは他の場所よりも弱いらしい。雪は降ってないから雪の重みで弱った、なんてことはない。木が折れるような強い風も吹いてない。ならば虫が食ったのかと思ったけど折れた近くを輪切りにしたら綺麗な年輪。縦に割っても特に変な所は無い。

 この木は日陰に生えた。なので太陽の光を沢山貰おうとして枝を沢山出した。それが裏目に出て木が弱くなっちゃったのかな。後もう少し背が高くなると日が当たるようになる。だけどそれまでには上の方を切られてしまう。そんな運命のアカマツ。
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固い結び目をウインチで解く

2025年02月14日 17時49分51秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 車で丸太を引き上げる時、車のフックにかけるためにロープに輪を作った。引き上げが終わった後、その輪が全然解けない。そこでチルホールという人力ウインチを使い、無理やり輪を広げて解いた。


固い結び目


チルホールをセット


 次にやる時は解けやすい結び方。加えて結び目に滑らかな棒を予め差しておくと良いかな、解く時は先ずその棒を抜く。





 ついでに一昨年の猛暑で枯れちゃった楓、直径10cmくらいのもチルホールで抜いた。根が朽ちていたので強く引っ張らずに抜けた。


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チェーンソーのチェーンが回らなくなった

2025年02月12日 17時30分57秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 30分ほどチェーンソーで作業。一休みして作業再開、と思ったらチェーンが回らない。エンジンは動いてるのにチェーンが回ろうとしない。ガイドバーとチェーンを外してエンジンをかける。スプロケットはちゃんと回るから原因はチェーンかガイドバー。

 チェーンをガイドバーの溝にはめて滑らすと引っかかって動かない所があった。ガイドバーの溝が狭いってことなのでそこを削った。それとドライブリンクのガサガサしてる部分も削った。

 ガイドバーの片減りを直した時の影響かな。ガイドバーを削った時、外側のバリは落としたけど内側の溝の方は考えてなかった。そこにもバリがあったはず。だとしてもそれまではちゃんと回ってたのに切り終わった頃に不具合が出た理由が良く分からない。でもその後問題なく動くようになったので良し、と。


ガイドバーの断面






 正しくやれば何事も起きないんだけど、見様見真似で間違ってやると誰も予想出来ない事が起きる素人の世界。そして何か初めての事をやると謎の何かが起きるという法則。


持ち運べる大きさに切り終わったところで不具合発生
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真っ直ぐ切れないチェーンソー@初耳原因

2025年02月08日 17時22分05秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー

写真-1 ソーチェーンとガイドバー


 チェーンソーの切る部分はチェーンとソーを入れ替えたソーチェーン(以下チェーン)と言うので紛らわしい。その歯はのこぎりのように左右に交互についている。そしてチェーンは下の断面図のようにガイドバー(以下バー)の溝にはまって回る。図-1、便宜上歯の向きを右と左を描いた。それと断面は必ずしも図-1のようにはならない。


図-1 刃がある所の断面図@正面から


歯が左右均等に切れないと木を切ってるうちに切断面が段々曲がって図-2のようになる。それだけなら良いけど途中で窮屈になってチェーンが回らなくなる。そうならないようにするには研ぐのが上手くなれば良い、と思っていたらそう単純ではなかった。


写真-2 切断面が曲がってる様子@昔の写真


下手な研ぎ方のチェーンをずっと使っていると今度はバーが片減りしてしまうという初耳現象。写真-3のようにバーを立てて三角定規を当てると簡単に分かる。そんなことがあるなんて思いもしなかったけど、家だって土台から傾くことはあるわけだ。


写真-3 片減りしてる証拠


 何故こんな片減りをするかというと、切断面が曲がるとそれを無理に真っ直ぐにしようと力が入いる。するとチェーンがバーの溝の中で図-2の右側のように傾く。そして強く当たった部分が余計に摩耗。そして写真-3のようになる。こうなると新品のチェーンに交換しても切断面は曲がってしまう。


図-2 片減りするとチェーンが傾く
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点火プラグが寿命だった@チェーンソー

2025年02月01日 18時29分37秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 一昨年の秋、ニセアカシアを枯らすために皮を剥いだ。そして1年後の去年の秋に切り倒した。それを車で運べる場所に移動することにした。あしかけ3年だ。木は道の下。道まで上げるためにそれなりの長さに切るんだけど、肝心のチェーンソーのエンジンがかからない。エンジンかけるのが下手とはいえ全然かからないのでチェーンソー屋に行った。

 点火プラグ(以下、プラグ)が発火するのとガソリンが来てるのは確認したと伝えた。取り敢えずプラグを外した。「プラグかなぁ」と言いながら新品に交換した。数回紐を引っ張ったらかかった。仕事で使うわけではないので使用年数はただの参考程度だけど買って13年目、プラグを交換したのは初めてだ。修理はプラグ代だけだったので770円也。今度は直ぐにかかるかと思ったらまた苦戦。かけるの下手過ぎ。





 初めは人力でなんて考えて1mくらいに切ったけど、木の直径が30cmもあるので滑車で工夫しようにも重過ぎた。重さは計算上では50~80kgある。何より腱板断裂になった原因が丸太を抱えての土手登り。なので人力は止めて車を使うことにした。それとこれからは車を使いやすい場所で木を調達するようにする。スバルのXVは後ろに牽引フックがあるのでやりやすい。廃車にしたホンダのホビオとヨメのクロスビーは前なのでこういう用途では使い勝手が悪い。引っ張ってる様子が見えるのは良いけどバックで引っ張るのはヤダな。


ここにロープをつなげて引っ張る


 ロープが地面で擦れないように立木に滑車をつけてそこを経由して引っ張る。それと平らなところを引きずるわけではないから丸太はなるべく上から引くと方が良い。


ロープがすっぽ抜けてもここで止まる



引っ張り上げたところ


 丸太を7~8本引き上げたんだけど、こんなに重くては車に載せられない。そこで後日これを3つか4つに切る。場合によっては切った後に半分に割るかな。それと直径30cmなんていう太い木を扱うのはこれで最後のつもり。これからは直径20cmもしくは15cm以下。初めの頃は木を太らせてなんて考えたけど太い木は扱うのは大変だし細いのより何かと危険。





 木は切って枯れるのとそうでないのがある。ニセアカシアは根本から切っても枯れない。ひこばえが次から次へと生えてくるのだ。そんなニセアカシアでも皮を剥ぐと枯れてしまう。長さ30cmくらい剥ぐだけで枯れる。借家の庭に漆の木があった。これは漆じゃないよと言われて安心して触ってたらかぶれてしまった。枯らそうとして農薬のようなのを使ったけど、皮を剥ぐのが良かったかな。
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ヨメは貴重な戦力だけど@薪ストーブ生活

2025年01月23日 20時53分09秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー

写真-1


 写真-1、割って積むべき丸太が割らないまま積まれてる。割るのは俺、積むのはヨメの担当なんだけど、割るより積む方が早い。割られるのを待たずに積んだ結果である。兎に角無駄に仕事が早いのである。さすがにこれにはダメ出し。上半分にあった太い丸太は下ろした。でも下半分のやり直しは諦めた。燃やす時に割ることにした。

 何故ダメ出ししたのか。直径が20~30cmあるから乾くのに時間がかかる。何よりこんな大きなのをストーブに入れても良く燃えない。なので最低でも4分割はしたいところだ。色々な薪棚を見るとリンゴの直径くらいの太さで揃えてるのが多い。こんな丸いまんまの薪が積んである薪棚なんて見ることはない。だから家を特定されるかも。





 薪の積み方にも技がある。写真-2の白枠で囲んだ部分がそれ。こういう積み方をすると黄色枠で囲んだ薪を取っても白枠側の薪が崩れることがない。近所の人に教わった積み方。


写真-2
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廃材も薪

2025年01月20日 19時16分44秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー

廃材


 廃材も燃料なんだけど、加工してひと手間かかっている木を燃やすのには抵抗がある。しかもここのところ木材が値上がりし、ホームセンターで売ってるツーバイフォー材は5年前の2~3倍くらいになってる。安い時はこんなに安くていいんかいと思ってたけど、その値段に慣れると今は高すぎて気軽に買えない。

 廃材は半世紀以上前の家を解体して出てきたものが多い。何より狂いが無かったりで売ってるツーバイフォーより質が良いからただ燃やすのは勿体ない。とはいえ直ぐに使う当てが無い。あれもこれも取っておいたらゴミ屋敷。タダで貰ったんだからと潔く切り刻んだ。既に半分くらい燃やしちゃった。





 廃材の中にはこんなに年輪が詰まっているのがある。佐久に沢山生えてるカラマツだそうだ。


廃材の断面


直径40~50cmのカラマツを切った断面
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昔ながらの磁石

2025年01月13日 18時48分14秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 廃材には釘や金具がある。始めは取り除いてから燃やしてたけど今は金具がついたまま燃やしてしまう。燃えた後、磁石で拾う。鉄以外には無反応だけど、そういう金属を使ってるのは少ないし、比較的大きかったりするので燃やす前に外す。


燃えカスに残った釘


 磁石といったらネオジム。要らないハードディスクをバラしてそこに入ってる磁石を使ってる。だけど熱に弱いってことで最近昔ながらのU字型のを買ってみた。使ってみてフェライト磁石ってこんなに弱かったのかと驚いた。ネオジムが鉄を引き付ける時はバチッ、フェライトはペタッて感じで弱々しかった。だけど子供の頃はそんな風には全然思わなかった。まぁでも燃えきった後で使えば熱に強いとか弱いなんてのは気にする必要は無かったかな。577円は授業料。メリットというのかな、くっついた釘を磁石から離しやすい。


昔ながらの磁石






 コイン型のネオジム磁石に穴を開けて使おうとした。そしたらドリルが全然入らない。そのうちにドリルが摩擦で赤くなった。脆いから簡単に穴が開くと思ったら全然。調べてたらビッカーズ硬度は500~600HVなので鋼よりずっと固くてガラス並。道理で歯が立たないわけだ。


硬度って何??そして見えてきたポストジンクの新たな可能性より
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消火器を使ったことありますか?

2025年01月08日 18時22分02秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 消火器は準備してあるものの使った後の粉の後始末が前から気になっていた。そう思ってるうちにボヤ騒ぎ。炎を見るとそんな考えは浮かばなかった。しかも手が届かない場所だったので消火器一択。せめて1枚記念写真なんて思う猛者が居るかどうか知らないけれど、炎を見ててほんの数秒の間に世界は変わると感じた。


10型消火器3,203円也@2020年11月26日購入


実際家の中で使ってみると出した粉の量が少ないものの思った通り粉の後始末は厄介で有史以来の大掃除となった。幸い粉がかかっては困るような電子機器などは近くになかったけど、自転車の油がついてるチェーンにかかったりした。粉は僅かだけど暫くは空中を漂っているから綺麗にした所に落ちて来て振り出しに戻る。後のことを考えると水が一番だと思うけど使い勝手を考えると今一つ。スプリンクラーは有効そうだけど粉より後始末が大変かも。今度買うのは液体にしようか検討中だけど、普通火災では粉が一番性能が良いようだ。

 消火器を使ったことある人はどのくらい居るんだろうか。防災訓練への参加率は思った通り低い。参加しても消火器を使える機会が全員には無い。俺は使う前、消火器は粉を全部出すまで止まらないのかと思ってた。実際はレバーを握ってる時にしか粉は噴射されない。そりゃそうだけど、知らないってのはそういうこと。

 山梨の別荘に引っ越して暫くしたら消火器の粉を詰め替えるという回覧が回ってきた。それまでそういうのは知らなかった。消火器の耐用年数は8年、5年くらいで粉を変えるのが良いとされている。

「 古い粉はどうするの? 」
「 業者がやるので… 」
「 だったら回収する前に消火器を使ってみるってのはどう? 」

ということでその年の防災訓練は消火器体験大会となった。やはり一度も使ったことがない人が大勢居た。参加率ほぼ100%の防災訓練の集落でもこんなもんだ。実際やってみるとこんな感じだった。

  1. 使い方が分からない。←こんなことで迷ってる間に手がつけられなくなる。
  2. 噴射してみたけど燃えてる所に当たらない。←粉の勢いにビックリって感じ。
  3. 燃えてる所に当っても消えない。←訓練なので消える程度の火力なのに消せない。

それより問題は小柄な婆さんが消火器を持てなかったことだ。大きさは写真のと同じ10型。こんな事が起きるなんて誰も思わなかった。それからは大きさを考えて買うようになった。でも粉の詰め替えなんて早めにやっても5年。中々こんな風に試す機会は無いし女の人だと皆の前で恥ずかしいのか遠慮してやろうとしない人も居た。

 今住んでるボッケ集落では粉詰替えの話は全くない。なのでウン10年前の消火器なんてのもあるかも。ゆるい集落なので防災訓練参加率は戸数にして1~2割かな。ボッケ家では古い消火器の粉詰め替えはしない。それなりの年数が経ったら山梨の別荘に持って行き、畑で噴射。勿論火を使わないで噴射だけ。そして古いのは廃棄して新しいのを買う。





 今になって気がついたけど、集落のほぼ全戸で消火器が使えない状態が生まれたってわけだ。だけどいずれにしろ回収されるから同じだった。でも全戸で一斉詰め替えってのは確率的にかなり低いとはいえやや危なっかしいかな。ちなみに山梨の集落や近隣で火事って聞いたことがない。50年前は竈使ってる家もまだあったし、竈は無くなっても風呂は薪という家もあった。今住んでるボッケ集落では俺が住んでから火事が2度もあった。3度目にならなくて良かったとシミジミ。





 太い丸太で出来たログハウスに住んでる友達がいる。火をつける時、いきなり太い木は燃えない、というより全く燃えない。ということはログハウスって燃えにくいのかな。Google で検索するとその通りらしい。


『ログハウス 火事になりにくい』@Google検索より
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年末のヒヤリ@2の2

2025年01月07日 18時20分00秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 2の2は何とボヤ騒ぎ。煙道火災、その一歩手前。その流れはというと、

  1. シングル煙突に断熱材を自分で巻いて燃焼効率向上を試みる。
  2. ストーブを燃やして暫くして…
  3. ヨメ「 何か変な臭いしない? 」
  4. オレ「 ・・・・・ 」
  5. ヨメ「 吹き抜けの上が煙だらけ! 」
  6. オレ「 煙突から煙、どういうこと? 」←断熱材って燃えるの?
  7. 断熱材の煙が出て来る部分をめくってみたら煙突が真っ赤!
  8. 何が起きたんだと思っているうちに炎がボッ!
  9. オレ「 消化器! 」←天井に燃え移ったら終わり。
  10. ヨメ「 これ 」←足元にあったので1秒で手渡された。
  11. 安全ピンを抜いてシューーーッとやったらもう消えたのってくらい直ぐに炎は消えた。
  12. 再燃したら拙いので階下にかけ降りてストーブの中の火種を取り出した。


 原因を色々考えた。煙突の赤くなったパイプを外すとタールらしき燃えカスが僅かに残っていた。今までタールが燃えなかったのは何故か。それは煙突内の温度が低かったからと推測。しかし断熱材を巻くことで煙突内の温度がタールが燃えるくらいに上昇。タールは煙突を赤くするくらいの量、そんな推測。

 断熱材の構造は、断熱機能としてロックウール、その外側をアルミガラスクロスで巻いてある。ロックウールは燃えなかったけどアルミは燃えた。ロックウールは700℃くらいまで平気。アルミが燃えるのは590℃、鉄が真っ赤になるのは700℃以上。数値的には辻褄が合っている。


図-1 発火


 タールが溜まった場所が天井近くでなくて良かった。ボヤ騒ぎが起きたのも幾つかの条件が重なったため。家が無事だったのも消火器が足元にあったなど幾つかの幸運に恵まれたため。もし家が燃えたらとヨメと話した。今日は消防署で事情聴取されてるのかな。それと正月を前に後片付けか、ただでさえ大掃除なんてやらないし片付けも滞りがち、そんな性分の俺には苦役。そんなこんなで色々な被災地の大変さの1万分の1くらいを脳内シミュレートで感じた。そして今までで一番幸せ感があった正月を迎えた記念すべき、というより記憶に残る2025年の正月になった。


2025年の書き初め






 実は煙道火災一歩手前はストーブを使いだして2シーズン目にもあった。その時の原因は図-2のような建築家の知ったかぶり配管。後にストーブ屋に電話で聞くと「 煙突を水平にすると1.5mの辺りタールが溜まる、だからそれより長くしてはいけない、お宅はどうなってるんだ? 」と言われた。ドンピシャだった。まさにそこにタールが溜まって煙突が赤味を帯びた。火を消して内部を見ると直径15cmの煙突なんだけど、煙の通り道は直径5cm未満だった。そのくらいタールが溜まっていた。


図-2 以前、煙突が赤くなった時






 この話を餅つきが終わった後にした。そしたら叩けば埃が出るようにポロポロ危ない話が出てきた。皆けっこうやらかしてるんだな。それでも笑い話になるのは無事だったからだ。
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年末のヒヤリ@2の1

2025年01月06日 17時33分33秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 木の枝を切ることになった。隣家の方に倒れないようにワイヤーで引っ張って切り始めた。もうこのくらいでいいかなって所で切るのを止め、後はワイヤーで引っ張って枝を落とす。ところが枝を引っ張っても落ちてくれなかった。そこでもう一度梯子に登った。ほんの少し切れば良いかなと切り始めたらいきなりバキッ。ワイヤーを引っ張ったままの状態だったので枝が離れた時に木が元の位置に一瞬で戻った。その勢いで俺は梯子から振り落とされた。

 安全は確保してしておいたので実際にはその場でぶら下がっただけで済んだ。下の絵、灰色の木はワイヤーで引っ張っている時に右に傾いている時。赤線は枝が離れた後の木の位置。こういう場合、切る時に一旦ワイヤーを少し緩めておけばこれほどの反動は無かったはず。


描くのが難しい物は省略






 想定してる落下は2種類。1つは梯子が倒れること。2つ目は足を踏み外しての落下。なので短時間だから安全確保は要らないかなと思った。それでも一応やっとくかとハーネスと木をつなげたので助かった。作業時間に関わらず、簡単な作業だと思ってても安全確保するべきだな。ちなみに安全確保はカラビナをかけるだけなので必要な時間はたった数秒。確保数秒怪我一生。
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