図書館で見つけて借りてきたときには、「アイデア勝負」の本だと思っていました。
ひしゃげた野菜のおしりや、ヘタの部分を利用して、顔に見立ててあるんです。
目は、(うちの方のお赤飯にはかかせない)「ささげ豆」を使っているそうです。

『どんなきぶん?』
サクストン・フライマン&ユースト・エルファーズ作
アーサー・ビナード訳
ストーリーはなくって、「顔」の出来た順に野菜や果物を並べて、次々と写真を撮って、
あとからそれにふさわしい言葉をつけていったんじゃないかなと、思います。
でも、何回か見ているうちに、お話ではないけれど、ゆるやかな「波」みたいなものを、
本全体から感じることができるような気がしてきます。英語も日本語もわかる訳者の
力でしょうか。
真っ赤なトマトとそれに寄り添うミニトマト。その脇には、そのふたりをうらめしそうに
眺めるミニトマトが居て‥。
すきな こを とられてしまったから
くやしくて かおが まっかっか?
おおっきなたまねぎと、らっきょう型のたまねぎ。情けない顔の二人のページには、
だめなとき
だめを どうなぐさめてもらえるか
それがだいじ。
いくら言葉で説明しても、百聞は‥ですので、ぜひ一度本のページを繰ってみて
ください。すごーくよくできている「顔」に驚くと思います。
表情の決めては、やっぱり「目」なのでしょうか。にやっと笑った口元や、口の中までも
上手に作ってあるのもありますが、それでも、目が入るのと、入らないのでは全然違うはず。
普段の自分の表情をちょっと考えてしまいました。両方向から。
何も言葉に出来ない時でも、目だけで、笑ってあげたり、安心させてあげることもできる
よね、ちゃんとやってる?というのと。
いくら楽しそうなふりをしていても、目にはきちんと気持ちが表われてしまうんだよ、というのと。
この本から思ったことが、もしかしたら「下敷き」になっていたのかもしれませんが。
お見舞いの品は、今回は本をやめて、俣野温子さん作「タオルぬいぐるみ・クマ」にしました。
(それと、クマのベージュ色に合う、緑のタオル)
ちょっとしたかわいいものを、その先輩からもらったことがあるのを思い出したのと、
ベッドサイドのテーブルの上に、ティッシュの箱や薬だけでなく、かわいいクマがちょこんと
座っていたら、それだけでも和むかなあ、と思って‥。そして、本は自分で開かなければ
ならないけれど、クマちゃんは、2つの目で、いつまでも見守ってくれているかなあという
気持ちから‥。
ひしゃげた野菜のおしりや、ヘタの部分を利用して、顔に見立ててあるんです。
目は、(うちの方のお赤飯にはかかせない)「ささげ豆」を使っているそうです。
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『どんなきぶん?』
サクストン・フライマン&ユースト・エルファーズ作
アーサー・ビナード訳
ストーリーはなくって、「顔」の出来た順に野菜や果物を並べて、次々と写真を撮って、
あとからそれにふさわしい言葉をつけていったんじゃないかなと、思います。
でも、何回か見ているうちに、お話ではないけれど、ゆるやかな「波」みたいなものを、
本全体から感じることができるような気がしてきます。英語も日本語もわかる訳者の
力でしょうか。
真っ赤なトマトとそれに寄り添うミニトマト。その脇には、そのふたりをうらめしそうに
眺めるミニトマトが居て‥。
すきな こを とられてしまったから
くやしくて かおが まっかっか?
おおっきなたまねぎと、らっきょう型のたまねぎ。情けない顔の二人のページには、
だめなとき
だめを どうなぐさめてもらえるか
それがだいじ。
いくら言葉で説明しても、百聞は‥ですので、ぜひ一度本のページを繰ってみて
ください。すごーくよくできている「顔」に驚くと思います。
表情の決めては、やっぱり「目」なのでしょうか。にやっと笑った口元や、口の中までも
上手に作ってあるのもありますが、それでも、目が入るのと、入らないのでは全然違うはず。
普段の自分の表情をちょっと考えてしまいました。両方向から。
何も言葉に出来ない時でも、目だけで、笑ってあげたり、安心させてあげることもできる
よね、ちゃんとやってる?というのと。
いくら楽しそうなふりをしていても、目にはきちんと気持ちが表われてしまうんだよ、というのと。
この本から思ったことが、もしかしたら「下敷き」になっていたのかもしれませんが。
お見舞いの品は、今回は本をやめて、俣野温子さん作「タオルぬいぐるみ・クマ」にしました。
(それと、クマのベージュ色に合う、緑のタオル)
ちょっとしたかわいいものを、その先輩からもらったことがあるのを思い出したのと、
ベッドサイドのテーブルの上に、ティッシュの箱や薬だけでなく、かわいいクマがちょこんと
座っていたら、それだけでも和むかなあ、と思って‥。そして、本は自分で開かなければ
ならないけれど、クマちゃんは、2つの目で、いつまでも見守ってくれているかなあという
気持ちから‥。