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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

図書館のあれこれと作家のアトリエ

2006-09-15 16:15:15 | 好きなもの・音楽や本
 「新」中央図書館がオープンしてから、2ヶ月半がたちました。
 8月中旬頃からは、待ちに待った新システムー「家のPCから、本を予約したり、貸し出し期間の延長ができる」ーも導入され、益々便利になっています。

 ほんとうに、このシステム、夢のよう‥。今までは、図書館のHPで検索して、読みたい本が見つかっても、最寄の館にない場合は、わざわざ予約をするために出かけて行って、最寄の館で受け取れるように「取り寄せ」てもらっていました。それが今では、利用者番号と、パスワードを入れるだけで、すいすい予約ができてしまうし、次に待っている人がいない本の延長も、すいすいです。

 まだ、こういう方法は使ってないけど、最寄の館にある本でも家から予約できるので、すぐに借りに行かれないけど、「キープしておきたい」っていうのも、ありなんじゃないでしょうか。そして、後日、総合カウンターへ行って、「受け取りにきました」と言うだけで、キープ状態の本たちを、貸してもらえるんじゃないかな。(確認のメールを受けた後で、ですが)「私だけの図書館」って感じがして、なんだか嬉しいです。

 が、しかし。

 新たな、思ってもみなかった本との出会いは、ブラブラしている時に、突然やってきたりするもの。
 
 ずっと前に読みたくて、読みたかったことさえ忘れていたような本や、その時はいくら探しても見つからなかった本が、あれ、こんな棚にあったんだあということもあるものです。
 新中央図書館は、床面積だけでも、「旧」の3倍か4倍はある気がします。2つのフロアを使っているので、今までは「隅っこ」にあった芸術関係の本も、ジャンル別に余裕で棚におさまっているし、関連雑誌のバックナンバーもすぐに見つかるようになりました。

 絵本の作家たち (1)

 『絵本の作家たち 1』 

 この本も、ブラブラしていて見つけた本のうちの1冊です。だいぶ前に書店で見て、へえっーと思い、そのままになっていたので、今回借りることができてよかったです。

 別冊「太陽」のシリーズで、今は4まで出ているようです。

 私が借りた1は、2002年の11月に出たものなので、皆さんすでにご存知で、読み込んでいる方もいらっしゃるでしょうね。すごいラインナップですもの。

 長新太  五味太郎  佐々木マキ  荒井良二
 飯野和好 スズキコージ 山本容子  ささめやゆき

 以上8名の作家の、写真あり、ロングインタビューあり、作品の紹介あり、全著作リストあり。と、とても濃い内容なのですが、その中でも仕事場の写真は、見ごたえがありました。

 とても整然としたアトリエ、とても雑然とした作業机。本棚に並んだ全集や、壁に貼られた原画、積み重ねられたCD、きちんと棚に並んでるCD。使っている絵筆や筆記具、机の上のちょっとした小物まで、何度もページを開いては、じっくりと観察してしまいます。その作風は、アトリエの雰囲気と一致してるかなあ、必ずしもそうとは言えないないかなあ、なんて思ったりして。

 だいたい全部を読み終わったところなんですが、 「イメージの森」シリーズの存在が大きかったことを知りました。
 『ムニャムニャゆきのバス』も『ユックリとジョジョニ』も『いとしのロベルタ』も『ハのハの小天狗』も『サルビルサ』も大きく紹介されていました。
コメント (6)
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