穏やかで、暖かなクリスマスイヴでした。
東京方面へ来てくれたサンタクロースさんは、道に迷わず、時間通りに到着できたでことでしょう。うちにもちゃんと来てくれました。娘の希望した本が3冊、みどりいろのリボンで束ねられていました。
さてさて、23日は、ブログに書いた通り、ことり文庫さんへ行ってきました!
行く前からすでに舞い上がっていたせいか、ちゃんとした説明を書き忘れていて‥それに思い当たったのは小田急線の中でした。
ことり文庫 とは、ブログ「ただ、絵本を読む」をやってらしたこうめさんが、12月22日に梅ヶ丘にオープンした本屋さんのことです。HPにとんでいただき、かわいらしいドアが並んでいる左から3つめの「事務所」をノック(クリックとも言います)してもらうと、オープンまでの道のりを読むことができます。
私は縁あって、開店前の、まだ何にもないときのお店の中を見せてもらい、ここにメインの棚が来て、ここらへんが厨房になって‥と、こうめさんからお話を聞いていたのですが。
びっくりしました!! ほんとうです。
聞いていた通りの、思い描いていたのとほとんど変わることのない「本物」が、ちゃんと出来上がっていて、ガラス扉のこっち側からそっと見たら、こうめさんが、「本当の本屋さんの人」になっていて、ラッピングなんかしてるんです。
カメラもちゃんと持っていって、こんな感じですと載せようと思っていたんです。でも、結局撮った写真は、夕方、こうめさんにさようならをした後に、振り返ってみた薄い薄い三日月だけでした。写真を撮ることも忘れて、月が出るまで、2時間半も私がお店に居たということで、ことり文庫がどんなところか、きっとわかっていただけますよね‥。
私がゆっくりさせてもらっている間、何回か「波」がきて‥いろんなお客様がいらしていました。こうめさんとのおしゃべりは、とっても楽しくって。コーヒーと紅茶もいただいて、22日にお見えになったフラニーさんのおみやげのお菓子もいただいて。そして、こうめさんが接客中の時は、またはじからお店の棚を覗いていって。
なにかのコマーシャルみたいですが、「あったらいいなあ」と私が思っていた本が、本当にどの棚にもあるんですよ。たとえば、バーバラ・クーニーの絵本が、それこそほとんど‥。わあ~と何度もこみあげてきて、困りました。やばい感じでしたね、とっても(笑)。
夜になって、その日のことを色々思い返してみて、なんかしみじみ嬉しくなってきました。こうめさんや、ブログ友だちのみなさんと、繋がっている、と感じたこともそうですが、(私のおみやげのケーキを、今度は海五郎さんが、コーヒーのお供で召し上がってくれたそうなんです)ことり文庫は、ずっとずっとそこにあるんです。明日も、来月も、春になっても、おそらく10年後も。その事実が何より、すごく嬉しいということに気がつきました。