若かった頃は、ちっとも興味がわかなかったことが、年齢を重ねるとともに、不思議とおもしろく
感じられるようになることが、少なからずあります。
草花を育てることもそうだし、こどもが生まれるまではお裁縫とも縁遠かったし。
でも、これがおもしろく感じられるようになるとは、自分でもちょっと意外。だって「楽しみ」よりも、
「労働」の延長のような気がしていたから…草取りのこと。
うちの庭は、いえ、正確にいうと、駐車場として貸している所は、ほっておくとすぐに草ぼうぼうに
なってしまい、空地化が進んでしまうのです。すこし前ならたんぽぽ、それが終わると、どくだみが
はびこってくるし。
一緒に住んでいる私の母は、日曜の朝になると、タオルほっかむりで、カマを持っていつも
草刈りをしています。その様子を今まではただ「傍観」していましたが、なんだか今年はむくむく
やる気がわいてきて…今までも、プランターのまわりなどは、ちまちまと抜いてはいたのですが、
今日はすごーくがんばりました。
で、がんばった結果が冒頭の写真の、草の山なんです。
「1時間くらいやると結構きれいになるよ」と母が言っていたのですが、ほんとにその通り。
やれやれ、今日はこれでおわりにしようと時計を見たら、ちょうど1時間くらいでした。
昼間に雷雨があり、そのあと夕方にかけて青空が覗いてきたので、地面の具合もちょうどよく、
それでおもしろいように、軽くひっぱっただけでも、簡単に取ることができました。
雨がぱらつく中、スポーツクラブで、踏み台エアロビクス45分、そのあとボディパンプ45分を
やったあとの草取り1時間。なんでこんなに今日は体動かしているのだろう?と自分でも思っています。
そうそう、愛用している手帳の「今日のひとこと」。
6月10日のところにはこんなことが書いてありました。
中学校を卒業するにあたって、小学校の時お世話になった先生方から
ビデオレターを頂いた時、ある先生が言った言葉です。
「自分の歳を3で割ると、それが人生の時間だ」私達は15歳÷3=5時。
午前5時は夜明け前、今人生の夜明け前にいるのだと教えてくださいました。
あなたの人生は今何時ですか?<読者メールより>
人生の時間、何時ですか?なんて、なんか終末時計みたいで、やですよね。
でも、一応、何時のところにいるのかなあ、なんて何気に計算してみちゃったりして。
あ~。
昼寝から起きて、そろそろおやつですよ。草取りしている場合じゃないのかもしれません。
あ、でも。
だからこそ、草取りしたいのかなあ。夜明け前の5時だったら、誰もそんな時から草取りしよう
なんて思わないし。お昼ご飯の前だって、ぜったいに思わないし(笑)。