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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

色寄せー小さな織りの壁飾り@らふと

2010-12-15 16:15:38 | 好きなもの・講座やワークショップ

11日の土曜日、ギャラリーらふとへ行ってきました。今回の目的は、森文香さんの
ワークショップに参加するためです。

今年最後の「らふと」でしたが‥この1年四季折々のらふとを堪能いたしましたよ。
小屋ギャラリーが出来上がった年から、幾度となく訪れていますが、1年を通じて
どの季節の美しさも味わったのは今年が初めてだったように思います。

2月13日の桜つぼみ染めワーク(先生は森文香さん)、
4月3日「ハルノコトバ展」‥桜が満開でした。
8月28日 磯さんのワークショップ‥この日は私の誕生日でした。
10月16日 工房からの風
11月13日「クリスマスのしたく展」
そして、12月11日。

さて、今回のワークは、「織り」に挑戦です。
森先生が、限られた時間の中でも「織り」のしくみと楽しさがわかるように、
そして尚且つ、飾って楽しむことができるようにと、木の枠ごと飾ってしまうという
斬新で画期的ともいえるワークを考えてくださいました。

糸は、らふとのお庭の草木を中心に、先生が染めたものを使用させていただき、
そのまま飾ることができる木の枠は、椅子敷きでお馴染みの、藤原みどりさんの
ご主人さま(木の作家さんです)に依頼して作ってもらったものでした。

実際の手順と、製作風景は、森先生のブログと、らふとのブログにアップされているので
そちらを見てみてください。まつかぜさんもすでにアップしています。


森文香さんのワークの醍醐味というか、ステキなところは、なんといっても
森さんが染めた草木染めの糸を、好きなように選ぶことができるところだと思います。
「色寄せ」という言葉だけでも、わくわくします。

好きな糸を組み合わせて、今回は布にしていくわけですから、数日前より
頭の中はぐるぐるぐるぐると音が聞こえるほどにフル稼働で、色や、タイトルを
考え続け、それと同時に、新しいものを覚えるのがすごく苦手な私に、
果たして「織り」のしくみが理解できるのだろうか、織っていく、ということが
できるのだろうか、という心配も加わり、行くのやめちゃおうかなと弱気になるほどでした・笑。

でも。
始まってしまえば、あとは前へ進むのみ。頭の中で考えていたことなど、どこへやらで
目の前にある、とりどりの色の中から、その時、ぴんと心に響いたものを選んで
いこうと決めました。

そして、出来上がりはこちらです。
 なんともよれっとした織り上がりで、お恥ずかしいです。

最初は、茶や、渋いミドリの糸の上に、明るい華やかな色を乗せて、冬から
春にかけてのお庭、みたいなものをイメージしていたのですが、全体に使っている
生成り色に見えるローズマリー染めの糸をメインにしたくなり、コブナグサの黄色や
ブルーが美しい藍の生葉染めなどに、とても惹かれている自分を感じました。

その3色を縦糸に選び、横糸は、スオウ+コブナグサで紅色になった糸と
桜色、ローズマリー、藍のブルーに決めました。


織りのしくみも、幾段か織っていくうちにわかってきて、もっともっと織っていたいという
織り姫の方々の気持ちの「はじっこのはじっこ」を、味わうことができたように思います・笑。

そうそう、タイトルは「麦わら」にしました。
ローズマリーの糸の色から麦わら帽子を思い出して‥そこにブルーとピンク色がきて
なんか夏の空みたいだなあと思ったのです。(その前に、海に沈む夕日、という
ちょっとかっこいいのも思いついたのですが、作品の出来がよれっとしているので
やっぱり麦わらと思ったのです)


たくさんの色の中から、決められた数の色を選ぶというのは、その時の自分を
「色」にして見せられているようで、ドキドキするけれど興味深い作業だなあと思いました。

また来年も、こんな楽しいワークショップを、らふとのみなさん、そして文香先生
よろしくお願いします。



この日のお茶のお伴は「冬の浮島」でした。こちらのブログに写真載せました。



コメント (2)
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