音楽の喜び フルートとともに

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献血とモーツアルト

2009-09-27 22:21:44 | コンサート

朝から献血のお手伝い。献血してくれた方に渡す粗品詰めをしたり、車に乗って、校区内を回りながらマイクで献血を呼びかけます。
献血には保健所、社会福祉協議会、タオルの粗品や寄付をだした地元のロータリークラブ、パンを提供したパン屋さんも、子ども会、PTA、福祉委員会のボランティアの人たち、たくさんの人たちが関っています。
この中には女性もたくさんいます。母の世代の人たちもいます。恥ずかしながら、子どもを持って初めて知りました。たくさんの人たちが、私達の地域を支えていることを。
私もお手伝いの後、献血できるかと、検査したらヘモグロビンが足りなくて献血不可になってしまいました。それでも、
地域で元気に繋がっている人たちに接すると元気が沸いてきました。

夜は、コンサート「モーツアルトをあなたに 2009スペシャル」を聴きに、OBPに中にある、いずみホールに行ってきました。

ソプラノ5人、テノールによる、アリアや、デュオ、フルート、ヴァイオリンによるコンチェルト、ピアノ2台によるデュオコンチェルトと豪華なプログラムでとっても楽しいものでした。

柴田先生の「フルート協奏曲第2番 D-dur」は、冒頭「あっ!」と驚く、pp。
思わず、耳を澄ませて聴いてしまいました。
すると、どんどんその優しい音楽の世界に引き込まれていって、1楽章のカデンツァの美しさ。グラスハープのような音色で作られた繊細でしかし、のびやかな音楽で、3楽章を終える頃には、モーツアルトが目指した天上の音楽はこういうものかもしれないと、思えてくる説得力。室内楽団の方も、今夜のプログラム中最も生き生きとした演奏だったのは、先生の音楽の影響によるものでしょうか?

大音量の一生懸命なモーツアルトはよく聴きますが、こんな、音量でしかものびやかな音楽は初めての体験でした。先生は、また新しい別世界の境地に入ったなだなぁ。と思った一夜でした。