音楽の喜び フルートとともに

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暴力の予防

2009-09-29 23:36:38 | 子ども

線路沿いのフェンスに、朝顔が咲いていました。土らしい土も無い小さな隙間に芽を出して、そのせいか、本当に小さいです。直径1センチくらい。あまりにけなげでかわいかったので、撮ってしまいました。

今日は、CAP練習デイ、朝から4人、夜も別組の3人で練習。

いじめ、性虐待、誘拐のロールプレイを練習します。同じ台詞、同じ動き。加害者役と被害者役が偏らないように、やります。何回かワークに行くので、いろんな人と、相手を替えてやります。
同じ役なのに、組み合わせによって、やりやすかったり、やりにくかったり。

フィードバック、つまり、うまい、下手、経験がある無しに関らず、ロールプレイを見て、どう感じたか?どうやったらうまくいくかを考えて言い合うことを、私達のグループでは大切にしています。
言い合うというより、聴きあうという感じです。
「今のを見てどう思う?」「それはどういう意味?」
「何処がどう違うの?」

意思疎通するというのは、思っているほど、簡単な作業ではありません。同じ目的に集まった、聴き方の勉強をしている仲間でさえ、聴きあって聴きあって、それでも本当に考えていることはわからない。
しかし、わからなくても言葉で伝え合うことをあきらめない。暴力による解決を望まないのがCAP(子どもへの暴力防止プログラム)だから。

目に見える暴力以外にも、無視、無関心。心理的な暴力にも敏感でいようと思っていますが、これがまた大変。私達は本当に暴力の中で育っています。やればやるほど、その事実がはっきりして、絶望してしまいます。しかし、それが見えるから、逆にやっぱりCAPが希望の光り。
大勢の人が暴力予防に取り組んだら、世の中がどんなに変るだろう?