音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

音楽にする。

2009-09-28 21:48:52 | 音楽

朝からレッスン。午後からSさんと練習。

モーツアルトの「フルート四重奏 k.285」
昨夜の先生のモーツアルトの聴いちゃったら、やっぱり影響を受けずにはおられません。
先生の演奏が優美で洗練された舗装道路を行くフェラーリとかポルシェだとしたら、私達のモーツアルトは田舎道を行くトラクターみたい。
トラクターをフェラーリに変えるにはどうしたら良いのか?
そんなことを考えながら、練習しました。
一つ一つの音を大切に演奏する。今出している音が何処に向かうのか?方向性を考える。特に同音が並んでいるところは、一つ一つの音が前向きであること。
Sさんは弦楽で演奏されるこの曲のレガートをピアノで表現するのに苦労していました。
同音で刻むところは、指をあまり浮かさないで軽さを表現したり。研究熱心です。

ゴーベールの「マドリガル」
フルートとシンクロして動いたり、対旋律のメロディーがあったり、掛け合いがあったり、フルートの曲というより、ピアノとのアンサンブルと言うにふさわしい曲です。前はなかなか合わなかったところが、合うようになってきました。しかし、それと同時にピアノの元気がなくなってきました。シンクロすることに精力を掛けすぎたか?しっかりと2nd3rdメロディを歌うことも大切なんですね。
特におもしろかったのは、最後の方のピアノのメロディが重く、冬のロシア。まるで、チャイコフスキーのように聞こえだしたので、「もっとフランス風に、やってみたらどうかな?」と言うと、それだけで演奏が全く変ったこと。
明るく軽い音がやっぱりフランス音楽にはふさわしい。

ボルンの「カルメン幻想曲」
オペラの曲ほど、いろいろな表現を試される曲はありません。
フルオーケストラの表現、ボヘミアンの音楽、さまざまな鳴り物、歌、踊り。それをフルートとピアノだけで演奏するのですから。毎回、大汗かいてしまいます。
でも、楽しい。
ここまでで、3時間。初めに、お茶のんだ後は、おもしろくて、ぶっつづけ。ダイエットにいいかも。
後本番までにあわせられるのは2回。がんばろう。