ひろの映画見たまま

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「謝罪の王様」、宮藤脚本、水田監督、阿部主演のコメディ

2013-10-02 15:30:25 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆
    宮藤コメディ好き ☆☆☆☆

日本人は謝罪好きといわれている。なんでもすみません。

究極は、土下座で、土下座外交などと皮肉を言われたりします。

その謝罪を、仕事にした謝罪師なる職業を創設。

謝罪の仕方などをコーチするというもの。

最初は、ビデオで、謝罪の基本を教えてくれるが、

この謝罪師に舞い込んだ仕事を紹介していく。土下座を超える謝罪があるのだろうか?

6つのケースが紹介されるが、意外とこの6つ、絡み合って進行する。

まず車の追突事故。事故ったのが帰国子女で、謝り方を知らない。事故った相手がやくざ。そこで、謝罪師の出番。

2番目は、職場の共働者へのセクハラ。

3番目は、息子が傷害事件を起こした有名俳優。

いずれも、現実に起こった事件のパロディ。

「あまちゃん」で真価を発揮した宮藤官九郎が随所にくすぐりネタ連発。

4番目、一流国際弁護士が自分の娘に手を挙げてしまったことを後悔。

その娘の挙動が、何回も繰り返される「ワキ毛ボーボー自由の女神」。

これがラストに効いてくる。

ラストは、インド映画ばりのダンスダンス。

準主役の井上真央をはじめ、ベテランで固めた俳優陣。

マンタン王国を巡る文化のギャップは、今の国際関係を皮肉って見事。

マンタン王国はセットであり、役者も日本人のため興ざめするが、まあ架空の国だからねえ。
コメント
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