おススメ度 ☆☆☆
文芸映画好き ☆☆☆☆
若松孝二は、いつも映画を急いでいた。本作も資金の関係もあって、短期間で完成させた。まあその点、勢いのある作品にはなった。
中上健次の短編小説を映画化。撮影の舞台は三重県尾鷲市須賀利町、中上の故郷と近い雰囲気の街。路地と呼ばれる、他世界とは孤立した町。眼下に美しい尾鷲湾を見下ろし、背後には紀州の深い緑が連なり、斜面に立つ趣ある家々を縫って小さな路地が巡る、三重県尾鷲市の静かな集落。
男たちは、生業につけず、建設業などに従事。そしていずれも男前(女に惚れられる)。
この映画の主人公は、集落の上に住む助産婦(オリュウノオバ)。夫は僧侶。
男たちは、中本の血を引く人たち。
彦之助の息子を取り出したのが最初。彦之助は、その時、女に刺されて出血、僧侶に看取られながら死ぬ。息子半蔵は、父なし子として生まれ、親戚を転々、大阪へ行くが、妊娠した女を連れて帰ってくる。妻が妊娠中に女と遊びまくっている。女が寄ってくるという言い草。結局、女にくるって親父同様殺されてしまう。
半蔵の叔父三好もまた、女好き。こちらはヒロポン中毒と窃盗犯というさらに極悪。最後は目が見えなくなり首つり自殺。
もう一人の叔父といっても、半蔵より年下の達男、ひょんなことからオリュウノオバとことをいたしてしまう。そして北海道へ行き、死んでしまう。
輪廻ということか。
冒頭から、かすみのかかった山、そこには女のあそこに似た穴が。意味深な詩文が。そして琉球ポイ音楽。いわゆる神がかりな雰囲気。
男に、彦之助:井浦新、半蔵:高良健吾、三好:高岡蒼甫、達男:染谷将太と若手美男子が勢ぞろい。
オリュウノオバを寺島しのぶが演じ、貫録。最後は???
まあ、あまり考えなくても、美男子たちの女遍歴を垣間見るだけでも結構楽しい。
文芸映画好き ☆☆☆☆
若松孝二は、いつも映画を急いでいた。本作も資金の関係もあって、短期間で完成させた。まあその点、勢いのある作品にはなった。
中上健次の短編小説を映画化。撮影の舞台は三重県尾鷲市須賀利町、中上の故郷と近い雰囲気の街。路地と呼ばれる、他世界とは孤立した町。眼下に美しい尾鷲湾を見下ろし、背後には紀州の深い緑が連なり、斜面に立つ趣ある家々を縫って小さな路地が巡る、三重県尾鷲市の静かな集落。
男たちは、生業につけず、建設業などに従事。そしていずれも男前(女に惚れられる)。
この映画の主人公は、集落の上に住む助産婦(オリュウノオバ)。夫は僧侶。
男たちは、中本の血を引く人たち。
彦之助の息子を取り出したのが最初。彦之助は、その時、女に刺されて出血、僧侶に看取られながら死ぬ。息子半蔵は、父なし子として生まれ、親戚を転々、大阪へ行くが、妊娠した女を連れて帰ってくる。妻が妊娠中に女と遊びまくっている。女が寄ってくるという言い草。結局、女にくるって親父同様殺されてしまう。
半蔵の叔父三好もまた、女好き。こちらはヒロポン中毒と窃盗犯というさらに極悪。最後は目が見えなくなり首つり自殺。
もう一人の叔父といっても、半蔵より年下の達男、ひょんなことからオリュウノオバとことをいたしてしまう。そして北海道へ行き、死んでしまう。
輪廻ということか。
冒頭から、かすみのかかった山、そこには女のあそこに似た穴が。意味深な詩文が。そして琉球ポイ音楽。いわゆる神がかりな雰囲気。
男に、彦之助:井浦新、半蔵:高良健吾、三好:高岡蒼甫、達男:染谷将太と若手美男子が勢ぞろい。
オリュウノオバを寺島しのぶが演じ、貫録。最後は???
まあ、あまり考えなくても、美男子たちの女遍歴を垣間見るだけでも結構楽しい。