ひろの映画見たまま

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「折れた矢」、韓国で実際にあった折れた矢裁判を基に映画化

2013-10-16 15:38:18 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆
    韓国・裁判映画好き ☆☆☆☆

一部映画館での公開。

韓国では、2012年ヒットしたが、なにしろ裁判映画とあって、日本では公開がむつかしかったのかも。

韓国でも、ヒットは予想外で、小予算、出演者はノーギャラ(後でボーナスがあったそうだが)

実話の映画化だけに、ひきつけられる。

まあ、韓国の法曹界がそんなにひどいとは思わないが、権力は強いもののようだ。

大学の入試の誤りを指摘、それがもとで罷免。裁判を起こすが敗訴。その担当判事をボウガンで脅した。

そんな事件の被告は数学教師、何しろ頑固おやじ、法には法をと徹底的に法を勉強。

一方、労働問題担当の弁護士、争議のトラウマから酒浸りに、アル中で仕事が減っていく一方、そんなとき、件の弁護を頼まれる。一端は断るが、美人記者におだてられ、引き受けることに。

弁護士になり手がなかった数学教師。やっと見つかって法廷闘争に。

裁判は、ボウガンで撃ったか撃ってなかったか。

証拠を次々と覆す弁論をするが、検事側と裁判側は逃げまくり、最後はこわもての判事が。

一切、聞く耳を持たないが、数学教師は被告の立場で、弁護士とともに反駁する。

でも、違法の手が回り、敗訴にならんとする。

なかなか迫力ある裁判劇だ。一方、飲んだくれの弁護士のエピソードは笑いもあり、これがいい緩衝材に。

韓国映画の父、アンソンギが、頑固な数学教師を演じ光っている。
コメント
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