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「ある優しき殺人者の記録」、日本人監督が韓国で撮ったホラー

2014-10-10 19:05:55 | 日本映画
おススメ度 ☆☆ R+15

ホラー映画好き、POV(主観映像)好き ☆☆☆☆

本映画の監督白石晃士監督は、ホラー映画で評判の監督です。

本作は、韓国で、韓国俳優を使って、撮影。

低予算映画の苦肉の策だとか。

でも89分をワンテーク(カメラを回しっぱなし)で撮るなど、かなり実験的。

まして犯罪映画、男女4人による壮絶な殺し合いが、ワンテーク(カメラマン視線)でとらえられます。まして、カメラマンまで凶刃にかかるとあっては、まさに血みどろの迫力です。

そして、韓国で撮ったもう一つのメリットは、殺人の行われるアパートの埃っぽく、薄汚いこと、ホラー映画の舞台にうってつけなのです。

障害者施設から、18人が犠牲となった連続猟奇殺人事件の容疑者の男が脱走。その男から呼び出された韓国人ジャーナリスト、カメラマンを同道せよとの連絡。なぜかカメラマンは日本人。

そして、犯人の犯罪動機が語られ、神の啓示で殺してきたとのこと。そして最後の二人が今日このアパートへ来ると予言。

予言通り、日本人新婚カップルがやってくる。

そして壮絶な殺し合いが。(セックスまでするのはおまけか)

だが、ラストは、反則技でハッピーエンドに。

86分ワンカットの映像は、たしかに見もの。監督の才能は確か。もっといい作品を作ってほしいが。
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