ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「マリアの乳房」、佐々木心音のヌードが見られます

2014-10-20 17:34:02 | 日本映画
おススメ度 ☆☆  R15+

愛をテーマに6人の監督が作品を発表するシリーズの第1弾、『ヘヴンズ ストーリー』『アントキノイノチ』の瀬々敬久監督がメガホンをとるラブストーリー。

スプーン曲げの天才少女が、肌をふれることで相手の死期がわかるという特殊能力を生かして売春婦に。

そんな、彼女を、彼女により妻の死期を早められた男が現れ、付きまとう。

死期がわかることで、自殺してしまう事故が起こり、彼女を問いつめる。

まあ、死とセックスがテーマの映画だが、低予算映画のゆえか、瀬々監督も、持て余し気味。

当然、主演の佐々木心音のセックスシーンもふんだんだが、成人映画の限界でおとなし目。

愛とは何かを語るには、拙速。

なお、シリーズには、今月公開される宮地真緒の「妻が恋した夏」があります。
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「ランナウェイブルース」、少年を車ではねて殺した兄と逃避行をともにする弟の物語

2014-10-20 15:58:11 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

ローマ映画祭、観客賞ほか4部門受賞

舞台は、アメリカネブラスカ州、リノ。リノはラスベガスに次ぐカジノの本場。当然、バーとかストリップショーとか。一方、シェラネバダの山麓にあり、雪に覆われる。

そんな街で、幼いころから二人暮らしだった兄弟。兄弟は、町を出ようとして列車に飛び乗ろうとするが兄は落下。おかげで片足が損傷。

そんな兄が、自動車で少年をひき殺し、そのまま逃走、車は焼却するも、警察に追われる。自暴自棄で自殺するつもりが足を撃ってしまい重傷に。

そんな兄を抱えて、弟と二人逃避行。それが、ランナウェイブルース。

お互いが必要とする兄弟愛。逃避行の描写と、それまでの二人(幼いころ、列車での逃亡、女性との関係など)、弟が空想しそれを絵にする兄(その絵が結構シュールで、父が出てきたり女が出てきたり、そこではいつも兄は勇ましい)。

単純なストーリーだが、雪景色の街の風景とか、兄弟の切っても切れない愛情とかが、こまやかに描写され、切ない。

ラスト近く、兄の病床でこぼす弟の涙には思わずもらい泣きする。

最期かすかな光は見えるが、兄の諦観的な生きざまと、弟を諭す親がわりの言葉がしみじみと人生を浮き彫りにする。

地味な映画だが、それだけに情感が深い。
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