ひろの映画見たまま

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「7番房の奇跡」、罪を着せられ服役する知的障害者と娘のハートフルな物語

2014-10-18 20:00:58 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆

韓国コメディ映画好き ☆☆☆☆

韓国で大好評(動員記録歴代3位、2013年大鐘賞4部門に輝く)。

内容的に、日本ではありえない設定が多いが、韓国映画のおはこの設定で見事泣き笑いをもたらすハートフルな映画だ。

娘にランドセルを買ってやろうと必死のヨング(知的年齢6歳)が、警察庁長官の娘の死に出くわしたがために殺人の疑いをかけられ、刑務所に入れられる。

はじめ、同室のメンバーにいじめられるが、部屋の主を救ったことから、みんなに気にいられ、みんなはヨングが殺人などする人ではないと味方し、一計を案じて、娘を刑務所に入れて、みんなで育てることに。

一方、はじめ怖かった刑務所長も、火事で助けられたため、やはり、無実を信じることに。

そして、裁判を有利にするため工作するが、本人が娘の身を案じて嘘の自白をしてしまい、死刑が確定。

刑務所で、娘を囲うという、奇想天外な物語。

主演のリュ・スンリョンは見事に知的障碍者を演じ、娘を演じた可愛いカル・ソウォンとともに、絶妙の演技で、涙を誘う。

特にラスト近く、部屋を後にするヨングの助けてくださいの懇願は涙なくしては見れない。

これぞ韓国映画の真骨頂。

刑務所の仲間たちも、役者揃いで、その駆け引きが笑いを誘う。

ラスト近く、気球を飛ばすシーンがあるが、あわや成功かと見れた脱獄シーンだが、これこそファンタジー。

最初と最後に、娘の成長した姿が見れるが、セーラームーンがモチーフに。
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