ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「人類資金」、終戦時日銀の地下から持ち出されたM資金、謎を巡って世界へ

2013-10-24 17:27:43 | 日本映画
おススメ度 ☆☆

日本映画にしては壮大な映画です。

ロシア、タイ、ニューヨークと世界を駆け巡ります。

M資金は、もともと、終戦時に秘密裏に処理された資金だが、裏金だけに謎が多い。

当然、詐欺事件も多発。

主人公真舟(佐藤浩市)、もともとは、M資金を使った詐欺師だが、彼を利用しようとする人たちとそれを阻止しようとする人たちが出てきて、アクションシーンや、車での逃走シーンなどサスペンスあふれるシーンがあります。

ただ、怪しげな登場人物が多く、話がつかみにくいので、乗り遅れると眠くなります。

一方、森山未來演じる東南アジア人。彼が、この映画のもう一つの主人公で、国連で演説するという大芝居をします。(この国連は本物でロケ、このシーンはなかなか見ごたえがあります)

まあ、人類資金などという金融に明け暮れるのではなく、ちゃんと貧しい人たちを幸せにすることこそ大切だと言っているのですが。

140分の長尺。お疲れ様。

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「ヨンガシ」、人間の脳に作用し、自ら水中へ自殺させるという変種寄生虫によるパニック映画です

2013-10-23 18:43:09 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆

韓国では、公開八日間で200万人の観客動員を達成。

グエルムなど、こういうパニック映画も韓国はお得意です。

ただ、今回は、寄生虫なので、そのものは小さく、怪物とは程遠いので、その意味での面白さはありません。

それにしても、人々が水を求める様は、ある意味地獄絵です。大勢の人が押し寄せ、川に浮かぶ死体の数々。

ウィルスのような怖さはありませんが、身近に感じさせられるだけによけい心に響きます。

一方、製薬会社で干される主人公の家庭話がテーマでもあります。

家庭を顧みなかった仕事人間の父親が、感染症にかかった家族のため必死に薬を探し求める姿があります。会社で生きがいを奪われていた彼が家族で生きがいを取り戻す、そんな映画です。

一方、彼の弟で、ギャンブル好きで、お金にだらしない刑事。彼には研究者の恋人がいて、花を添えます。

結局、製薬会社の金儲けの仕業だったというネタ話が落ちですが。
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「あまちゃん」、東京ドラマアワードでグランプリ

2013-10-22 19:43:00 | 芸能
おめでとう、あまちゃん。

主演女優賞 能年さん。

まあ今年一番はじけた女優さんだ。

小泉今日子さんも助演女優賞。

脚本賞のクドカンさん。

音楽賞の大西さん。

たくさん賞を取った

まあ、それに値するドラマだった。



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「レッド・ライト」、ロバートデニーロこの男を疑い続けよ!

2013-10-22 17:56:38 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆
    霊能に興味のある方 ☆☆☆☆

霊能者の嘘を次々暴いていく教授。シガニーウィーバーが好演しています。

前半は、この霊能者の嘘を暴いていく、いわゆるトリックつぶしの場面はなかなか興味があります。

しかし、後半ロバートデニーロの超大物霊者が出てきて、迷走します。

超大物霊能者とそれを暴く物理学者の対決。だと、興味津々なのですが、物理学者は実は、昔、対決して負けていたのです。

それは、教授の息子が4歳の頃から意識不明の重体で入院生活。そこを霊能者につかれうろたえ、負けてしまうのです。

で、霊能者との対決を避けようとしますが、教授の弟子が果敢に霊能者と対決します。

後は、ネタバレしますが、終わりのほうで、どんでん返しが待っています。

結論がはっきりしないまま終わるので、いろんな解釈ができて、そういう意味では面白い映画です。ラストも論議の分かれるところ。

アクションシーンもおまけであります。



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タモリの「笑っていいとも」、3月で終了、タモリも宣言

2013-10-22 15:16:16 | テレビ
31年も続いた「笑っていいとも」ついに終わりが来る。

昼番組のため、録画か日曜版しか見ていなかったが、

タモリの独特のトークで、日々芸能人を登場させいびってきたが、

これもついに終わりか。

行く日々を感じる。

上の写真は、今日の笑っていいともで、タモリが終了を告げたシーン。(livedoorのエンタメから)
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「ルノアール 陽だまりの裸婦」、晩年のルノアールの日常

2013-10-21 15:07:34 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆

1915年、南仏コートダジュール。かの有名な画家の晩年を描いている。

妻を亡くしたルノアールは、リュウマチをかかえ、体が不自由ながら絵筆を動かしている。

そこへ、モデル志願のアンドレがやってくるところから映画は始まる。

さんさんと降り注ぐ太陽、風にそよぐ木々、小川のせせらぎ、隠居生活に近いルノアールには至福の日々だ。

新しく来たアンドレは、格好の裸婦モデル。彼女を題材に筆は進む。

そんな時、戦争で病んだ次男が帰ってくる。次男は父の手助けをし、そのうちアンドレに恋心を抱くが、もともとモデルに目がない父に遠慮してことは進まない。

まあ、そんな、田園風景というか、いわゆるルノアールの絵から出てきたような風景に和まされる。

この次男は、のちに映画監督になったジャンその人で、その後、アンドレと結婚したようである。

淡々とした日常が描かれるだけで、エピソードの積み重ねが、ルノアールその人をあぶりだしていく。

第一次大戦中だが、あまり戦争を感じさせない風景映画だ。

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「ファインド・アウト」、1年前に拉致被害にあった女性の今度は妹が拉致に!

2013-10-20 18:47:19 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆
  サスペンス映画好き ☆☆☆

1年前に拉致被害にあい、公園で穴に閉じ込められ必死で逃走し、警察に駆け込んだが、被害場所が特定できず、入院歴のある被害者の妄想とかたずけられていた。

そこでまた、妹が拉致に、だが警察は聞いてくれず、本人は絶対拉致されたと必死に一人で、関係者をあたり、犯人探しを始めます。

「レミゼラブル」のアマンダ・セイフライドが被害者を演じ、必死に夜の街を探し回ります。

警官が怪しいとか、知り合いが怪しいとか、やっぱり彼女の妄想だったのかとか、かなりその辺があいまいなので、最後まで引き込まれます。

ラストは、案外意外な結末で、落としどころを落としたと言えます。

ミステリー、サスペンス、スピード、緊張、懐疑、恐怖まあさまざまな要素が絡み合ってファンには見ごたえがあります。
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「ラストキリング 狼たちの銃弾」、刑務所で殺人依頼を受けた男

2013-10-20 11:29:18 | アメリカ映画
おススメ度 ☆

劇場未公開

題名と、カバーの説明だけで借りると、こういうことが起こる。

サスペンスフルを期待。

途中で美人のおねえちゃんが絡んでくる。

いよいよ金と銃を手にして、殺人の決行。

しかし、話がよくわからない。実態なのか、幻想なのか?

スローで進み、途中で眠くなる

ごめんなさい、こんなコメント。
コメント (2)
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「悪いやつら」、カリスマ ハ・ジョンウとクズ チェ・ミンシュクの競演です 

2013-10-19 19:21:11 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆
    韓国映画好き ☆☆☆☆

「悪いやつら」というから当然、悪者ばかり出てきますが、そこはそれ、韓国風笑いも交えて、どこかおかしいやくざ映画です。

まず、チェ・ミンシク演じるイクヒョン、ちょっとデブで憎めない役柄。だがこれがずるがしこい、世渡りがうまい。税関吏をしていて、麻薬を見つけ、取り締まらないで、うまい汁を吸う。

ただ、これがもとで、首になるが、麻薬を持って、やくざのところに、そのやくざの親玉は、縁戚にあたる。

韓国の儒教社会では血縁は、他を寄せ付けない。とたんに先輩ずらに。そして、やくざに取り入り、クラブの経営にちょっかいを出す。

一方のハ・ジョンウ、こちらは正当派やくざの親分、背に彫り物を背負って格好いい。

当時、ノテウ大統領時代、犯罪との戦争宣言をして、徹底的にやくざを取り締まった。映画の舞台であるプサンでも同様、取り締まりがきつくなり、暴力団撲滅に動く。

検察の動きは硬く、やくざは次々取り締まられる。

しかし、イクヒョンは、組員でないことを利用しのがれる。

ただ、イクヒョンも途中、組を裏切ったとして、組員にコテンパンにやられて、這う這うの体になる。暴力には弱いのだ。

一方で、税関吏だった時代のコネを利用して、その膨大な手帳には様々なコネが記してある。韓国社会のコネ事情がうかがえる。

ヤクザ映画だから、暴力シーンも数々あるが、かなり抑えめで、血の量は比較的少ない。

むしろ、血縁、コネ、賄賂など、人間の弱さをくすぐるシーンが多く。チェ・ミンシュクの演技力で魅せられる。その他、脇を固める面々も悪い悪い。

33歳の若手監督で、この実力は確か。


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「千年の愉楽」、血のせいで若くして命を落とす男たち

2013-10-18 17:58:36 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆
   文芸映画好き ☆☆☆☆

若松孝二は、いつも映画を急いでいた。本作も資金の関係もあって、短期間で完成させた。まあその点、勢いのある作品にはなった。

中上健次の短編小説を映画化。撮影の舞台は三重県尾鷲市須賀利町、中上の故郷と近い雰囲気の街。路地と呼ばれる、他世界とは孤立した町。眼下に美しい尾鷲湾を見下ろし、背後には紀州の深い緑が連なり、斜面に立つ趣ある家々を縫って小さな路地が巡る、三重県尾鷲市の静かな集落。

男たちは、生業につけず、建設業などに従事。そしていずれも男前(女に惚れられる)。

この映画の主人公は、集落の上に住む助産婦(オリュウノオバ)。夫は僧侶。

男たちは、中本の血を引く人たち。

彦之助の息子を取り出したのが最初。彦之助は、その時、女に刺されて出血、僧侶に看取られながら死ぬ。息子半蔵は、父なし子として生まれ、親戚を転々、大阪へ行くが、妊娠した女を連れて帰ってくる。妻が妊娠中に女と遊びまくっている。女が寄ってくるという言い草。結局、女にくるって親父同様殺されてしまう。

半蔵の叔父三好もまた、女好き。こちらはヒロポン中毒と窃盗犯というさらに極悪。最後は目が見えなくなり首つり自殺。

もう一人の叔父といっても、半蔵より年下の達男、ひょんなことからオリュウノオバとことをいたしてしまう。そして北海道へ行き、死んでしまう。

輪廻ということか。

冒頭から、かすみのかかった山、そこには女のあそこに似た穴が。意味深な詩文が。そして琉球ポイ音楽。いわゆる神がかりな雰囲気。

男に、彦之助:井浦新、半蔵:高良健吾、三好:高岡蒼甫、達男:染谷将太と若手美男子が勢ぞろい。

オリュウノオバを寺島しのぶが演じ、貫録。最後は???

まあ、あまり考えなくても、美男子たちの女遍歴を垣間見るだけでも結構楽しい。

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