ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「黒執事」、シリーズ累計1800万部の超ベストセラー漫画の映画化

2014-06-21 18:28:19 | 日本映画

おススメ度 ☆☆

 コミック好き、黒執事好き、水嶋、剛力、優香好き ☆☆☆

原作とはちょっとがって、東西に分かれた仮想の国家。

黒執事は、女王の密命を受ける幻蜂家当主の命令を聞きことの解決にあたる。

当主は、なぜか、女でありながら清玄(男)を名乗り、片目には眼帯が。

大使館員の連続ミイラ化怪死事件の解決を頼まれる。

冒頭、集団に囲まれた清玄が、黒執事に「やれ」と命令すると、その素早い必殺能力で、相手を次々となぎ倒し(ワイヤーアクションが活躍)、この映画のもう一つの楽しみがアクションであることを思い知らされます。

一方で、町から次々と若い女性が連れ去られ、二つの事件が関係あることがわかります。

清玄は、幼いころ両親を殺され、不遇の身で、その復讐を狙っています。

清玄には、叔母がいますが、なかなかの切れ者で、後半に絡んできます。

そのほか、メイドがいて、メガネをかけ実におとなしい女性ですが、彼女が大立ち回りをするのはびっくりです。

水嶋ヒロは、しばらく映画出演を封印してきましたが、3年ぶりの復帰です。か弱そうでありながら、どこかすんだ瞳で、カールのかかった黒髪、どこか謎を秘めてそうで、適役です。

剛力彩芽が清玄を演じていますが、ちょっと女女し過ぎのように感じました。

それに比べて、優香は貫禄の演技でした。

大企業の薬の開発が絡んで、タロットといい、どこかおどろおどろしい出来です。

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「ノア 約束の舟」、旧約聖書「創世記」のノアの箱舟伝説を基に映画化 

2014-06-20 18:04:11 | アメリカ映画

おススメ度 ☆☆☆

  聖書の伝説に興味ある方 ☆☆☆☆

予告編でも、かなり体感できる、ノアの洪水。

まあ、これがメインではあるが、後半は、神の啓示を守ろうとするノアと人の命を大切にしようという家族との確執が丁寧に描かれます。

ちょっと、日本人には理解しにくい、キリスト教の世界ゆえ違和感を抱く人もいるかもしれませんが。

神の啓示を受けたノアは、洪水がくることを予感して、動物を助けるために箱舟を作ります。

動物は、CGだそうで、ありとあらゆる動物を再現したといわれています。たくさんな蛇に驚かせられます。

一方で、人間は、嫉妬や愛情、出産など争いの種を作っています。ノアの父は争いのため命を落とし、その確執が続いています。それが、ノアの息子達にも影響。父親は毅然とした態度で、息子たちに接します。

冒頭、アダムとイブから始まる人間の起源がナレーションで語られます。

箱船の建設には、岩の怪物が協力します。

その辺は、かなり昔話で、聖書の一端がうかがえます。(ただ、どの程度脚色されたのか小生には分かりません)

洪水の恐怖は、船を木の葉のように揺らし、CGとはいえ迫力満点です。

このさなかに、家族の軋轢が語られ、クライマックスを迎えます。

壮大なスケールで描からた本作。ノアを演じるラッセル・クロウ、その妻を演じるジェニファーコネリー、祖父を演じるアンソニーホプキンスと役者がそろっています。

 

 

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「さよならみどりちゃん」、西島秀俊ブレイク前の主演映画です。

2014-06-19 10:55:55 | 日本映画

2005年作品。

TUTAYAも、今や安売り路線。5のつく日は旧作50円。

そんな安さで借りてしまった旧作。

南Q太さんの原作漫画の映画化。青春映画を得意とする古厩智之監督が演出。

ナント三大陸映画祭で、主演の星野真里さんが、主演女優賞を受賞しています。

ダメ男とそのダメ男が好きになってしまった少女ゆうこのほろにが恋愛映画ですが、

なんといっても、そのダメっぷりを、スラッと演じてしまった西島秀俊にびっくり。

現在のはじけっぷりの原点かもしれません。

星野さんは、体当たりの演技ですが、その後、結婚し、ドラマなどで活躍しています。

それにしても、惚れた男には彼女がいて、せれでも同棲生活。

スナックで働けといわれ、スナック勤め。

でも彼氏は、喫茶店の後輩とくっついてしまう。

そんなとき、男の彼女みどりちゃんが帰ってくる。

二人が乗ったタクシーを必死で追いかけるゆうこ。

でも、みどりちゃんとは別れたという彼。

必死で好きというゆうこに男の反応はない。

そして、スナックを辞めることに、

そこで、初めてカラオケを歌いだす。

歌は、松任谷由実の「14番目の月」。

泣かせる青春映画です。

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「グランド・ブタペスト・ホテル」、ファンタジーなヨーロッパ映画です

2014-06-18 18:22:57 | アメリカ映画

おススメ度 ☆☆☆

 ファンタジーー映画好き ☆☆☆☆

 ウェスアンダーソン好き ☆☆☆☆

ブタペストの名はありますが、ハンガリーではありません。

舞台は、架空の国ズブロフカ共和国。

映画は入れ子構造になっていて、現代、1960年代、1932年。

ただ物語の中心は、大戦前の華やかなりしグランドブタペストホテルが舞台。

コンシェルジュとベルボーイノ話だ。

コンシェルジュ(レイフ・ファインズ)は、よくできたホテルマンで、婦人方の夜のお相手まで。

そんな中、お得意の老貴婦人が亡くなり、コンシェルジュに高価な絵を遺産として贈る。

これがもとで、老婦人の遺産相続人に追われ、とらわれてしまう。

何とか抜け出して、ベルボーイと二人三脚の世界めぐり。そして当時のユダヤ人排斥の流れもあって、痛烈な批判映画にもなっている。

だが、この映画の利点は、全編を彩るウェスアンダーソン色。

レゴを用いて、グランドブタペストホテルを仕上げたという、要はメルヘンチックなカラーヴァリエーションだ。

お菓子の国のようないろんなデザイン。

でもその一方で、下品でぐろい面も

そのバランスが、結局ヨーロッパスタイルの洗練のゆえか。

忘れてはならないのは、豪華キャスト、それもワンカットだったり、でもオマージュがすごい。

ロケ地となったドイツ東端の町、ゲルリッツ。この映画の雰囲気満載のところらしい。

最後に、シュテファンツバイクの名が出てくるが、これがこの映画のミソらしい。

映画は、芸術の総合というが、この映画こそ、総合芸術の名にふさわしい。

 

 

 

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「陸軍登戸研究所」、日本陸軍の戦争の研究所の実態

2014-06-17 17:26:39 | 日本映画

おススメ度 ☆☆☆

 日本の戦争の実態が知りたい方 ☆☆☆☆☆

京都ではやっと今公開中。

観客は、昼間のせいもあってどうしても年配者中心。

映画の製作に携わっているのが、若い人なので、できれば、若い人に戦争の裏面をもっと知ってほしいと思う。

180分の大作。でも、大半が生存者の証言であり、字幕や写真、当時のニュース映画など巧みに挿入されて、研究所の実態が明らかにされていく。

生物・化学・電気兵器についても触れられているが、実際の人体実験などは中国現地でなされていたので、ここは話が中心。

それに比べて、風船爆弾は、実際の製造状況から、風船を飛ばす現場、果てはアメリカまで。終戦間際の狂気のような所作が浮かび上がる。紙にこんにゃくノリを張るという、原初的な方法が真剣に実施されていた窮状も察せられる。

もう少し大がかりなのは、偽札。これは中国の兵士たちの購入資金に使われていたとは初耳で、いかに日本が、中国を食い物にしてきたかがうかがい知れる。

そもそも、自らの生活を戦地で調達せよという、日本軍の基本的な考え方が、いろんな悲劇の原動になっていたことを思い知らされる。

なかで、戦争に対する痛烈な批判を醸しだしたのは、「陸軍登戸研究所」の著書もある伴繁雄氏の後妻和子さんの夫とその組織への批判の言葉であった。

明治大学に、登戸研究所の資料館があり、一般に公開されているようだ。風化させないように願うものだ。

 

 

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「東京に来たばかり」、中国からの留学生と千葉の農家の主婦との交流

2014-06-16 18:10:05 | 中国映画

おススメ度 ☆☆

日中交流映画好き ☆☆☆ ちなみに本作は、日中合作。

日本へ留学、映画を勉強したジャンチンミン監督作品。

18年も温めていた企画がようやく実現。倍賞千恵子を主演に撮りたかったと。

それだけあって、倍賞千恵子の熱演が光る。千葉の農家のおばあさんだが、実は囲碁界の重鎮だったという話。しゃきっとした和服姿の倍賞は、さすがの貫録。

囲碁天才といわれた青年が、日本で囲碁修業をしようと来日したが、生活も就職もうまくいかず、大都会東京でまごついていた時に出会ったのが、千葉の農家から行商に来ていたおばあちゃん。

碁石をバラまいて困っていたところを助けられ、さらに、ラブホの仕事まで紹介され仲良くなっていく。

そして、囲碁大会に出場することに。

一方で、おばあちゃんの孫が、恋人の借金問題のトラブルから、殺人を犯し、自らも傷つき、青年の元へ転がり込む。

そして、千葉のおばあちゃんの家へ。徐々に明らかにされる、おばあちゃんの囲碁人生。

囲碁が主体だが、恋人との関係、家族の絆、囲碁界の伝統などが絡んで物語は進むが、

中国人俳優のたどたどしい日本語と演技の問題もあって、感情移入しずらい映画になっている。

一方、傷だらけの孫の存在が、なぜ病院にいかないのか説明が不十分で、話を分かりずらくしている。

折角の、日中友好の映画なのに、広く見て欲しいのだが

 

 

 

 

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「CAMP キャンプ」、横山美雪の凌辱映画です

2014-06-15 19:21:15 | 日本映画

おススメ度 ☆

横山美雪ファン ☆☆

横山美雪の凌辱映画第4弾です。

今回は少しレベルアップして、入院していた性異常者が、抜け出してキャンプに集まり、

自動車の事故で、キャン場に、仮の宿を求めてきた横山美雪姉妹が、襲われます。

ホラー映画の作りではありますが、ホラーではなく現実の異常者による犯罪です。

布団圧縮袋を使った、殺人方法は珍しく、それはえぐいものがあります。

で、妹は異常者の餌食になりますが、

そこから、横山美雪の反撃が始まります。

一応、凌辱シーンがあるので、美雪の裸は見れますが、

美雪さんの弓矢(今回の復讐に使う道具です)を持ったポスターの姿はカッコいいものがあります。

ただ、この程度の映画を見せられると、だんだん飽きが来ます。

 

 

 

 

 

 

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「セッションズ」、身体障碍者のセックスセラピー

2014-06-15 16:34:16 | アメリカ映画

おススメ度 ☆☆☆

詩人でジャーナリストのマーク・オブライエン実話の映画化。

首から下がマヒ。38歳になって、恋をし、童貞を卒業したいと思った。

セックスセラピストなる人がいる。

売春婦ではなく、障碍者の望みをかなえるヘルパーだ、日本でも都会では、存在する。

ただ、この映画で描かれるセラピストには、6回だけとか制約が課せられている。

一方、アメリカ即ちキリスト教社会では神の問題がある。

そこをうまく、この映画では、神父への告白と許しが描かれる。

首しか動かせないから、電話をするにも、タイプをするにも大変だ。

そして呼吸困難のため、家ではドッグに入ったままだ。

外出時も、酸素吸入が必要。

そんな彼を、ジョンホークスが演じ、顔だけの演技。

セックスセラピストには、ヘレンハント、実に全裸の体当たりの演技だ。

障害者の映画でありながら、暗くならないのは、常にコメディなタッチだからだ。

主人公の回想シーンや、セラピストの夫との確執など、しっかり背景も描いた力作だ。

主眼は、セックス描写が主体だが、2人のやり取りが、実にありそうな展開で、それはお互いが協力し合う、そんな関係が必要なのかもしれない。

 

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「ニードフォースピード」、カーアクションの数々

2014-06-14 18:14:46 | ヨーロッパ映画

おススメ度 ☆☆

 カーアクション好き ☆☆☆

人気のレーシングゲームを映画化。

往年の名車の数々がレースを繰り広げる。カーマニアにはたまらないできだ。

行われるレースは公道上、猛スピードで走り回る。クラッシュすればそく交通に影響する。

CGではなく、実写版なので、迫力は一段と増す。

レース中のアクシデントで、弟分を死に追いやったドビー。おまけにぬれぎぬで刑務所に放り込まれる。

もともと、父の残した自動車修理工場を営むドビー。仮出所し、年一回行われる全米最大のストリートレースグランプリ「デレオン」に参加。

まず開催地、サンフランシスコへの45時間の大陸横断の旅。

だが、ライバルのディーノは懸賞金をかけて妨害する。更に警察からも追っかけられ早くもレースの様相が。

そして最終レース「デレオン」、それぞれがしのぎを削って妨害の仕合で次々に落伍。

最後はドビーとディーノの争いに。

とまあ、全編カーアクション。中で恋のさや当てもあるが、まあ余興の程度。

 

 

 

 

 

 

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「マラヴィータ」、マフィアの親分、フランスで隠居生活のはずが

2014-06-13 17:58:59 | 映画

おススメ度 ☆☆☆

ロバートデニーロ扮するマフィアの親分。

敵に狙われるので、フランスに流れ着き、隠居生活を送ることに。

ただ、FBIの証人保護プログラムの適用で、FBI捜査官(トミーリージョーンズ)に付きまとわれる。

一方、妻(ミッシェルファイファーがいい味出してます)と姉弟の子供は、マフィアの血が流れていて、街で学校で、暴力沙汰の数々。そのほか、マラビータという黒犬も家族の一員だ。姉は恋愛沙汰もあり、色を添えている。

デニーロは、隠居しながら、回顧録を書き始めるが、なかなか、地が抜けない。水道屋が、なかなか直さないので腹を立ててぼこぼこに。さらに、茶色い水の元凶の化学肥料メーカーの社長を車でひきづりたおす。

そんな中、教会で映画が上映されるが、それが「グッドフェローズ」、これを解説するデニーロがたまらない。

ラストは、デニーロの存在をかぎつけたマフィアが一団となって家族に襲い掛かる。

デニーロの活躍より、子供たちのガン捌きが際立ち、最後はマラヴィータ(犬)がとどめを刺す。

マフィアの映画なのに、なぜかスカッとする。

でも、彼らは家を焼いてしまい、再び流浪の旅に出ることに。

マフィアがフランスに逃げてきた話が面白い。(アメリカ・フランス合作)

 

 

 

 

 

 

 

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